【深夜の来訪】3 ★ ページ45
「まじで？！怖っ！じゃあ来年は面白くなりそう〜(笑)」
俺もうかうかしていられない。
もうちょっと他の国にも声をかけてみるつもりだから、強い選手や個性のある選手が増えたらいいな。
そしたら選手同士、どんどん技に磨きをかけていって、レベルだってあがるだろう。
「楽しみ、だな。」
「本番当日だけは寝んなよ？(笑)」
「頑張るよ。」
眠りの国の王子だけに、いつ眠くなるかわかったもんじゃないから、ここは釘をさしておく。
だけど不意に昌磨が側に寄ってきて、…所でさ？と俺の耳元で話しかけてきた。
「何？」
「…佳菜ちゃんがいるのに、なんで二人目の奥さんもらったの。」
小声で、しかもちょっと笑いを含んだ声で言われて破顔する。
「い、色々あるんだよ！お前こそ、そろそろ覚悟しといた方がいいかもよ？自分にその気がなくても、周りから固められて、いつの間にか奥さん決まってっから。」
自分の経験を踏まえて教えてやる。
「僕はまだ二十歳だし。」
「その気の緩みが一番危険。」
俺だって佳菜を正室に迎えたのは２２才だった。
「え、じゃあ彼女のこと好きじゃないの？」
けっこうかわいかったけど。と言われて今度は動揺する。
好きとかそういうのは…どうなんだろ。
「俺が望んだ結婚じゃないけど…良く分かんね。」
なんとなく、この場にいるであろうAを目で探すと、王族の席で両親や佳菜と楽しそうにおしゃべりしているのが見えた。
「観覧室で隣だったけど、彼女、ゆづくん見て泣いてたよ？」
「え…。」
泣いてた？
それは…感動してくれたと思っていいのだろうか。
なんとなく俺を応援してくれてたのは分かったけど、まだ会ってないから話せてない。
そうだ。俺のスケートを初めて見てどう思ったのかぜひ聞きたいな。
「今Aさんに会いたいって思ったでしょ。」
「へ？」
「顔に出てたよ。やっぱり気にはなってるんだね(笑)」
……。
なんて言ったらいいのか分からなくて、言葉が続かない。
実際、俺今Aのこと考えてたし。
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solko(プロフ) - 出来たら、二人の話も少し取り入れてくれると嬉しいです。結婚するまでの、ツンデレ感。とにかく、しょまさとの話なくて、ぜひ、よろしくお願いします (2017年9月7日 2時) (
レス) id: be8f63a0ef (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - solkoさん» わかるかも！知子ちゃんは眠りの国のイメージですね(・∀・)最初から王女さまなのと、後から王女さまになるのと、どっちがいいかなぁ〜？迷うなぁ。 (2017年8月29日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
solko(プロフ) - いつも楽しく見てます。しょまさと好きで、(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))眠りの国のお姫様がさとこちゃんだと超嬉しいです。二人の話がどこ探してもなくて。 これからも楽しみにしてます (2017年8月29日 1時) (レス) id: be8f63a0ef (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - suzuranさん» 昌磨くんのイメージはもうこれしかないと(笑)かっこよさはないですね、ごめんなさい(；・∀・)これから寝たり起きたりします。？？(笑) (2017年8月28日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» ご両親はそのまんま、ご両親です(笑)そして今回も一言も発することはありません。これは身内には絶対にしゃべらせないというポリシーによるのもです(*^_^*)(昔しゃべらせたけど)もう一人の母にも出て来てもらいたいですね！ (2017年8月28日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2017年8月14日 20時
