【イクメン】7 ★ ページ30
しばらくして、ガラス張りの部屋に二人がいないのに気づく。
ミルクタイムかな？とたいして気にも止めてなかったけど、ふとリンクを見ると、なんだか見たことある服装の女の子が…。
……？
あれは確かついさっき…。
よたよたしながら、でもなんとなく経験者っぽい滑りの俺の…。
「げ！A？！」
てか翔は？！
急いで側まで滑り寄る。そしてシュッとAの目の前で止まって、手を掴む。
「わ、びっくりした！」
「びっくりした！じゃねーし。翔ほったらかして何滑ってんだよ。」
しかもちゃっかり靴と手袋借りやがって。
「いやぁ、私も滑りたいなーって言ったら、奈々美先生が見ててくれるって言うから…。」
奈々美先生？
そう言えば姿が見えない。
俺がきょろきょろしているとAが、事務所で預かってくれてるの。と言う。
「しゃーねーな。」
事務所なら心配ないか。むしろ皆に紹介する手間が省ける。
「見てたら滑りたくなる私の気持ちも汲んでよー。」
「そりゃわかんなくもないけど…。」
「ちょっとだけだから。」
そう言ってまた滑り出したA。それがなんとも危なっかしくて見てられない…。
しばらくながめていると、わ！と言う声と共によろけた。
「危ね！」
急いで側まで行って身体を支えてやる。
「ありがとー。」
「ありがとー。じゃねえし！」
この一年ですっかり後退してしまったAのスケート。
このまま放置しておくと絶対に転んで怪我をしそうだ。
「私は大丈夫だから、練習してて？」
「はぁ？そんなへっぴり腰が俺の奥さんじゃ困るからそこそこ勘が戻るまでレッスンしてやる。」
「え！」
嘘でしょ？！と焦るAを無視してリンクの隅へ。
産後間もないのにスケートなんてやる気あるじゃん？
がっつり練習着を着た俺と普段着のAが向かい合うというアンバランスさに、俺自身がちょっと引いていた。
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みゅーちゃん(プロフ) - 鹿さん» はーい笑 (2018年8月26日 12時) (
レス) id: 1cf252bae5 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みゅーちゃんさん» 気長にお願いしますね〜〜＾＾； (2018年8月26日 8時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - 鹿さん» そうなんですね。楽しみにしています！ (2018年8月24日 17時) (レス) id: 1cf252bae5 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みゅーちゃんさん» 実は私も気になります笑 いつか書きたいのですが、なんにせよロシアで何するんだよっていう知識のなさが行く手を阻んでいます＾＾；羽生さんも世界へ行って何がしたいのか。コーチ的な？それともアドバイザー的な？謎です笑 (2018年8月24日 16時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - 完結してしまったんですね…。寂しいです。なんか正直ロシアに行った後が気になります笑 (2018年8月24日 2時) (レス) id: 1cf252bae5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2017年7月3日 16時
