【友達】8 ★ ページ44
「電源入るならデータ移行してもらったらいけるじゃん。」
「…別にいいし。」
またふてくされた表情になった。
「A、俺が悪かった。ジュンジュンはAにとって大事な友達なんだよな、なのに別れろとか…。ほんとごめん。」
「…ゆづ?」
「もう普通にしてていいから。」
絶てなんて言わないから。
「でも…。」
「Aが俺の奥さんになるってジュンジュンに言うかどうかは、もう任せる。」
Aも大人だし、判断は委ねよう。
「いいの?」
「ただし、面白おかしくツイートされた時は即刻ツイッターから消えろよ。」
「それは…大丈夫だと思う。ジュンジュンはそんなことしない。」
そっか、信じてるんだな。
「じゃあ返事送らなきゃ。行こ。」
「今から?!」
あたりまえだ。
「今日平日だし、空いてるよ。」
二人で同じiPhone買おう。
「私お金…。」
「買ってやるよ。壊したの俺だし。」
それにもうすぐ夫だし?
「……。」
「早く。」
ポカーンとしているAに、再度外出を促す。
「ま、待って!えと、メイクメイク!」
ばたばたと準備が始まる。
てかそこからか(笑) まぁいいけど。
「どの機種にしよっかな〜。」
「私最新のやつ!」
そう?じゃ俺も。
「その後家電巡りして〜、あ。ご飯外で食べよう。」
そうだ。最近牛タン食ってない。
「ゆづも早く着替えなよ。ジャージはさすがにだめだよ?」
「あぁ、わかってる。Aもかわいくしてなー。」
ちょっといい服着て、いい店行こう。婚約記念だ。ちょっとくらい贅沢したってバチは当たらない。
「あ、婚約指輪…。」
そうだ、まだ用意してなかったんだ。
よし、せっかくだからAに選んでもらおう。お店に行ったってもうみんな知ってるし、堂々と出来る。
そして世間にAを見せびらかしてやろう。
俺の奥さんだって、胸を張って。
吹っ切れたのか、なんだか楽しくて笑いをこらえるのに必死だった。
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鹿(プロフ) - 心菜さん» あってもなくても。ひぎゃあ〜!ってなります^^ (2017年4月26日 16時) (レス) id: 13cf42ba90 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 鹿さん» ありますよww……で、良いんですかw。書くだけならいくらでも!(爆笑) (2017年4月25日 17時) (レス) id: 81bea81c1e (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 心菜さん» 投げキッス最高でした!所で本物のキスは経験あるんですか?!って質問したいです(笑)そしてさらっと、ありますよ♪って言って欲しい(・∇・)そんな妄想を今朝しました。 (2017年4月25日 15時) (レス) id: 13cf42ba90 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - suzuranさん» 私も皆さんの小説で癒されたいなぁ!(T_T)さすがに国別の時はあまり更新なくて寂しかったです。私の小説が誰かの楽しみになってたら嬉しいですが、益々やめられなくなってしまいますね(笑) (2017年4月25日 15時) (レス) id: 13cf42ba90 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 何で田中君には対抗心燃やすかなぁw。そこも主人公ちゃんの可愛いとこなんですが。国別EXの白鳥さん&crazy(投げkiss付)!生声絶叫ありがとう!にすっかりヤられています(*^^*) (2017年4月24日 21時) (レス) id: 81bea81c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鹿 | 作成日時:2017年4月5日 14時