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【そこなの。】2 ☆ ページ18

「今日ここに来たのは、僕とAさんの…」

「ま、待ってくれ!心の準備が…!」

突然お父さんがゆづの話を遮った。
んもう、何なの。

そしてお茶を一気に飲んで、熱っ!と小さく飛び上がる。
ひざをテーブルに打ち付けて…ダサい。

「お父さん、まずは話を聞きましょう。」

「あ、あぁ。すまない…。」

お母さんに諭されて大人しくなったので、私とゆづが目配せをして、今度こそ本題に入る。

「実は…。」

どっちから先に話すんだろう…。写真を撮られたことかな、それとも…結婚のこと?

「実は、Aさんと結婚させて頂きたいと考えています。」

「…!」

目の前に座っている両親が、息を飲むのが分かった。
そして、お父さんが静かに目を閉じる。

ゆづ…結婚から先に告げたんだ。

「A…。本当なの?」

お母さんが驚きの中にも穏やかな口調で真意を確かめる。

「…うん。決めたの、私。」

「そう…。」

賛成してくれたと思っていいのか、うなずきながら優しく微笑んでくれた。

「一緒に暮らし始めて間もないですが、やはり婚約を…と思い、今日はご挨拶に…。」

「結弦君のご両親はなんて?」

そのままお母さんとゆづが話をする。

「はい。了承してもらってます。」

「…そうなの。」

よかったわね。と私に声をかけてくれる。
本当に、こんな私でよく承諾してくれたなと思う。

「…結婚しないって、言ってたじゃないか。」

「え。」

すると突然のお父さんのつぶやきに、ここにいる全員が視線を向けた。

「何言ってるの、お父さん。Aが結婚出来るのよ?こんな奇跡ある?」

隣のお母さんがそっと肩に手を置いて顔をのぞき込むと、お父さんが堰を切ったように話し出した。

「お父さんはずっとAと…。いや、結弦君は素晴らしい人だけど、知り合ってたったの一年余りだし、Aはまだ23…。」

「お父さん。」

「ふへ?」

それをゆづが唐突に遮ったら、お父さんから間抜けな声が出る。
そうか、こういう所が似たんだ、私。

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鹿(プロフ) - 心菜さん» あってもなくても。ひぎゃあ〜!ってなります^^ (2017年4月26日 16時) (レス) id: 13cf42ba90 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 鹿さん» ありますよww……で、良いんですかw。書くだけならいくらでも!(爆笑) (2017年4月25日 17時) (レス) id: 81bea81c1e (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 心菜さん» 投げキッス最高でした!所で本物のキスは経験あるんですか?!って質問したいです(笑)そしてさらっと、ありますよ♪って言って欲しい(・∇・)そんな妄想を今朝しました。 (2017年4月25日 15時) (レス) id: 13cf42ba90 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - suzuranさん» 私も皆さんの小説で癒されたいなぁ!(T_T)さすがに国別の時はあまり更新なくて寂しかったです。私の小説が誰かの楽しみになってたら嬉しいですが、益々やめられなくなってしまいますね(笑) (2017年4月25日 15時) (レス) id: 13cf42ba90 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 何で田中君には対抗心燃やすかなぁw。そこも主人公ちゃんの可愛いとこなんですが。国別EXの白鳥さん&crazy(投げkiss付)!生声絶叫ありがとう!にすっかりヤられています(*^^*) (2017年4月24日 21時) (レス) id: 81bea81c1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2017年4月5日 14時

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