【激レア】4 ☆ ページ44
☆主人公サイド
土曜日の深夜。
ロシア語の勉強をした後、ゆづといつも楽しみにしているスケートへ出かける。
リンクへ向かう車の中、なんだかゆづが時々ため息をついているけど、どうしたんだろう。
今日は言葉少なで元気がない？
そんな様子のゆづに、私は思いきって理由を聞くために口を開く。
「ゆづ？なんだか無口だけどどうしたの？」
さっきから顔を歪めたり、舌打ちしたり。
「ん？…あぁ、これからちょっとなー。」
え、こんな夜中にリンクで何かあるの？
まさか私が勝手に付いて来てるのがばれて、追加の使用料を請求されたとか…。
「お金のトラブル…じゃないよね。」
私じゃ払えない額、かもしれない。
「バカ、ちげーよ。」
なんでそうなる(笑) と手の袖で口を押さえるゆづ。あ、笑った。
「ならいいけど…。」
だけど、なんか変だなーと思いつつも、雪道の続く国道をスケート場に向けて邁進した。
リンクの駐車場へたどり着くと、珍しいことにいつもはない電気自動車が停まっていた。
ゆづは何も気にすることなく荷物をトランクから出して準備しているので、私も特に話題にすることなく建物へ向かう。
「寒い〜…。」
ゆづ早く。と急かすと、雪でスケート靴の入ったスーツケースの転びが悪いみたいで、途中何度も止まってしまう。
それを時々振り返りながら、自然と視界に入るあの電気自動車。田中君のと同じやつかな？ま、よく見かけるタイプだ。
やっと入り口までたどり着いて、ゆづが雪を払って。先に入ってようかな、とドアを開けると…。
「こんばんはー。A先輩！」
そこにはいるはずのない人物が立っていた。
「た、田中君？！」
ドアに手をあてたまま立ち尽くす私。すると後ろからゆづがこの状況に何も突っ込むことなく、早く入って。と急かす。
ごめん。と言ったものの、なぜここに田中君がいるのかわからなくて、ゆづの手をぐっと引く。
「何だよ〜…。」
「何だよじゃないし！なんでいるの？！」
田中君を指差して問う私に、めんどくさそうにゆづが答える。
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鹿(プロフ) - suzuranさん» 織田さん出てなかったらしいけど、もしそうなら残念！安定の松岡さんですね(*^_^*)ここの主人公は変わり者設定なので、ありえない所で妬いたりします(笑) (2017年4月5日 13時) (
レス) id: 4e9137a26b (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 智枝さん» さっきまで国別の会見してましたね。見れなかったけど流れてくるツイートでなんとか雰囲気を知ることができました。今月はしばらく日本ですね！テレビで見れて嬉しいなぁ！(^▽^) (2017年4月5日 13時) (レス) id: 4e9137a26b (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 紫さん» そうなんです！田中の癖にいい仕事するんです(・∇・)楽しいです！次移行で、今日も更新しますので、しばし御待ちを〜！ (2017年4月5日 13時) (レス) id: 4e9137a26b (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 心菜さん» 私はフジ系を録画していたのですが、途中で切られてしまいました。NHKだったのー？(ノ_・,)生放送インタビューが出来る羽生さんはすごいですね。絶大な信頼の元に中継されて…。マシンガントーク万歳！ (2017年4月5日 13時) (レス) id: 4e9137a26b (このIDを非表示/違反報告)
suzuran(プロフ) - 男性にやきもちかぁ〜可愛い(´∇`) 田中君、最近色んな意味でナイスすぎますw！明日は国別の選手発表。織田さん＆修造さんコンビ、めっちゃ好きですw。 (2017年4月5日 0時) (レス) id: 4f2407ab74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2017年3月21日 16時
