【信じる】14 ★ ページ43
「ゆづ言ったじゃん…、俺の言葉しか信じるなって。」
「A…。」
まじか…。結婚報道の時言ったこと、ちゃんと覚えてたの？
そっぽを向いてもじもじしているAがかわいくて、そのまま手を伸ばす。
「ゆづ…、その、束縛するつもりはないけど…。」
「ん？」
「せめて30才くらいまでは私のことを好きでいてよね…。」
上目遣いで言われて思わずスルーしてしまいそうになったけど、内容的には聞き捨てならないので、ちょっと待て。と腕を引く。
「あのさ、なんで30なの。」
「三年くらい経ったら心変わりの時期かなぁって…。」
はぁ？
「お前さっき言ったじゃん、おばあちゃんになったら顔の傷もわけわかんなくなるって。」
「言ったけど…。」
「その時は俺もおじいちゃんになって、スケートなんて滑れないけど、それまで一緒にいようって意味じゃないの、あれ。」
「……。」
また考えてる。
自分自身のことになるとさっぱりだめだな、Aは。
「うん、もう子供作っちゃうか。」
「へ？！」
Aの場合、うじうじ思い悩むより既成事実を作ってしまった方がいいかもしれない。
「おいで。」
掴んでいる腕をさらに引いて、Aを胸の中に抱き留める。
「冗談でしょ？！」
「半分本気で半分冗談。」
髪にキスして、抱きしめる腕に力を込めていく。
幸いここはホテルの一室。他に邪魔するやつなんて誰も…。
ピンポーン♪
…いないと思っていたら、不意に部屋のチャイムが鳴った。
誰だよ、このタイミングで。
ドアの方をにらんで、開けるかどうしようか悩んでいると、再び音が鳴る。
「…ゆづ、出なくていいの？」
Aが心配そうに俺を見る。
…そうだけど、今お前とちょういい雰囲気なのわかって言ってる？
だけどこのまま無視してベッドになだれ込むわけにもいかず。
俺は、さっさと来客の対応を終わらせてしまおうと、ため息をついてドアを開けた。
その瞬間…。
「ゆづー、明けましておめでとう！」
「げ。ノブ君？！」
思いがけない人物にドアノブを持ったまま固まる俺。
「やっほー！来ちゃった〜。」
「佳菜まで！」
そこにはいつもの二人組が立っていた。
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鹿(プロフ) - 智枝さん» そんなに！いいですね〜…。こんなお話書いてる場合じゃなく、試合見に行ってみたいです。だけど関西じゃあ…大阪くらいかな。そしてまた妄想に走る！ (2017年3月4日 21時) (
レス) id: 081c59540b (このIDを非表示/違反報告)
智枝 - そっかー残念や！来月の国別対抗や16日のセレモニーにも行く予定だよ(笑)当たれば(笑)超絶現場系やなわたし(笑) (2017年3月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 8a519c5c92 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 智枝さん» いろんな場所で本人に遭遇してるんですねー。すごい、スケート関係なのが羨ましい(笑) こっちはリンクもどこにあるのか知らないですもん。来季は全ての試合が遠いので行ける所なんて一つもありそうにないです(´д｀|||) (2017年3月4日 10時) (レス) id: 081c59540b (このIDを非表示/違反報告)
智枝 - 私はフィギュアの現場によく行くので、羽生さん次第で今年はFaoi DOI NHK杯 名古屋GPF 全日本 そしてオリンピックに行く予定だよ〜！どこかでお会いできるといいな〜☆ (2017年3月4日 0時) (携帯から) (レス) id: 8a519c5c92 (このIDを非表示/違反報告)
智枝 - 出来るだけ長く話を引っ張って欲しいな〜！子どもに教える羽生氏、、、そういえば以前都内某アイスリンクで見かけた時は後ろにくっついていた子ども(私の子を含む笑)達に練習しなくていいの？大丈夫？って言ってたなぁ(笑)まぁ羽生さん見たら後を追いたくなるわな(笑) (2017年3月4日 0時) (携帯から) (レス) id: 8a519c5c92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2017年2月14日 16時
