【一線】7 ☆ ページ7
☆主人公サイド
…A、と遠くで呼ぶ声がする。
今朝は早くに目が覚めて、ゆづの寝顔をずっと見ていたから寝不足なんだってば…。
もう少し寝かせて…。
「痛っ！！」
まどろんでいたら、おでこに激痛が走って、飛び起きた。
な、何今の！
ふと隣を見ると、ゆづが右手をちらつかせて、呆れ顔で私を見下ろしている。
「着いたんだけど。」
「へ？ここはどこ？」
おでこを押さえたまま尋ねる。
「サービスエリア。早くいこ、お腹空いた。」
そうだ、ゆづと晩ご飯を食べに来たんだった。
「私何分寝てた？」
「高速乗ってからソッコー寝てたから、30分くらい。」
そっか…でも、デコピンで起こされるの何回目だろ。三回目かな…。
「ご、ごめん。つい…。」
「いいよ、降りよ。」
「う、うん。」
二人で車の外に出る。
今日は行き先をゆづにおまかせにしたけど、どんなところかなぁ〜。
すっかり日の暮れたサービスエリアを、レストランのある建物に向かって歩く。
すると途中に大きな木が何本かあった。
「あ、これ桜じゃん。」
ゆづがかかっている札を見て、春に来ればよかったな。と言う。
「桜…？」
今は夏だから、葉が青々と茂っているのが夜でもわかる。
でもまさかここって…鈴木君と最後にきたサービスエリアじゃ？
立ち止まっている私にゆづが、早く。と声をかける。
わかってる、わかってるけど…寄りによって何でここなの？
思い出したくないことを思い出して、一気にテンションが下がった。
それでもなんとかゆづの後ろを付いて歩く。
レストランまで来たら、ゆづが何食べる？と振り向いた。
目の前には、ショーケースの中に食品サンプルが並んでいる。
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akiho(プロフ) - もう11までいきましたよ〜。ありがとうございます。 (2017年2月26日 8時) (
レス) id: 84ab421957 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - akihoさん» ちなみに途中、続編へのつながりが悪い箇所があるので、URLをクリックして行ってくださいね〜＾＾ (2017年2月25日 16時) (レス) id: 081c59540b (このIDを非表示/違反報告)
akiho(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしておきます！ (2017年2月25日 8時) (レス) id: 84ab421957 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - akihoさん» 肉体的には10です＾＾まだまだ続いてますので、がんばって読んでくださいね〜。 (2017年2月24日 18時) (レス) id: 081c59540b (このIDを非表示/違反報告)
akiho(プロフ) - あの、あとどれ位で結ばれるのでしょう(笑) (2017年2月23日 19時) (レス) id: 84ab421957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2016年11月9日 16時
