【知らせ】6 ★ ページ29
「来月のショー、ゆづは出ないの？」
出演者リストに載ってなかった。とAが言う。
「出るよ。」
「え、決定？」
「うん、最初から決定してる。」
というか、ほぼ地元なのに出ないとかねーし。
「なぁんだ心配して損したぁ。」
「たぶん発表は最後の方じゃない？」
「…まだ発表されてないだけなの？」
どうして？とAが不思議がっている。
「うーん…そこがアイスショー独特の演出なんだろうなー。少しずつ出演者を発表していくシステム。」
「へんなの。」
うん、俺も思ったことあるわ。急に出演決まるとか有り得ないもんな。
「今度のショーは、アクロバティックな事もするらしいよ。」
「え、そんなの資料に書いてなかった。」
そりゃスケーター向けのと企業向けのは違うだろ。
「宙吊りとか？なんか大きなぬいぐるみとか出すらしい。」
「そうなんだ…、こないだのとはまた違った感じだね。」
楽しみだな。とAがつぶやく。
「お前もう氷の上に乗れるもんな。みんなびっくりするんじゃね？(笑)」
ジャンプはまだ半回転止まりだけど、氷の上を移動するくらいならできる。
「スパルタゆづのおかげでね。」
…今頭によけいなのついてたな。ま、いいけど。
「やっとスケートが役に立つ日が来るのか〜…感無量だわ俺。」
指導者として。
「振り付けの先生はまたあの髭とメガネの人だよね？私あの人苦手だなぁ〜。」
あぁ、賢二先生な。
「関西のノリに慣れてないだけだよ。良い人なんだけどな。」
「あ、でもまたゆづと付き合ってるって言われたらどうしよ…。」
……。
「それは…なんとかうまいこと言え。」
俺からはなんも言えない。言いたくない！
「微妙な関係だもんね…。」
友達なのにキスしたし。とAが軽くジャブをくり出してきた。
「あ！そんなことより最近お兄さんとはどうなの？」
その話題は結論が出ないから、お兄さんの話を振る。
これも気になっていたことの一つだから。
「お兄ちゃん？」
「迷惑かけてない？」
逃げるみたいだけど、今はこれが俺の精一杯。
「…そう言えば最近連絡してなかった。」
え。
「ま、まさかついにブラコン卒業したの？！」
うっかり前を見るのを忘れるくらい驚いてしまった。
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akiho(プロフ) - もう11までいきましたよ〜。ありがとうございます。 (2017年2月26日 8時) (
レス) id: 84ab421957 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - akihoさん» ちなみに途中、続編へのつながりが悪い箇所があるので、URLをクリックして行ってくださいね〜＾＾ (2017年2月25日 16時) (レス) id: 081c59540b (このIDを非表示/違反報告)
akiho(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしておきます！ (2017年2月25日 8時) (レス) id: 84ab421957 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - akihoさん» 肉体的には10です＾＾まだまだ続いてますので、がんばって読んでくださいね〜。 (2017年2月24日 18時) (レス) id: 081c59540b (このIDを非表示/違反報告)
akiho(プロフ) - あの、あとどれ位で結ばれるのでしょう(笑) (2017年2月23日 19時) (レス) id: 84ab421957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2016年11月9日 16時
