検索窓
今日:9 hit、昨日:15 hit、合計:196,056 hit

ページ13

.



ベットの上。目の前には良平さん越しに天井が見える。所謂、そういう雰囲気、というやつ、なんだけれど、近くで見つめられている今が、いつまで経っても少し緊張する。

頭を優しく撫でられて、親指で頬を摩られる感覚が冷たくて目を細める。



「今日、ウイングがさ、」

『代永さん?』

「もっと綺麗になった、って。Aのこと」

『えー?今日会った時何も言われなかったのに(笑)』

「俺には真っ先に言ってきたよ」

『ふふ、なんでだろうね』

「可愛いと綺麗だったら、どっちが嬉しい?」

『ええ(笑)どっちも嬉しいよ。』

「俺、ずっとAは可愛いか、綺麗か、で言ったら可愛いだと思ってたんだけど」

『あー、20代の頃は分類するなら、そっち側にされてたかなあ、』

「だよね?そうだよね?」

『でも、もうだいぶ大人だからなあ。綺麗の方が嬉しいのかなあ』

「あー、そーゆーもん?」

『んー、あんまり気にしないけど。綺麗なお姉さん風の方がよければ、そんな感じにしようかな?服装とか』

「え?あ、俺がってこと?」

『綺麗なお姉さんが好み?(笑)』

「Aが好み」

『っ、』

「ふは、俺の勝ちー(笑)」



してやったりな顔して、勝ち、なんて言われるから、思わず笑ってしまっていれば、頭の隣に肘をついて、もっと距離が縮まる。軽く唇が触れれば。



「ふふ、綺麗だよ?」

『なんで笑いながら言うの、』

「少し照れて俺のこと見つめてるのは、可愛いなーって」

『んーっ、やだ、はずかし、』

「顔塞がないの」



両手で顔を覆えば、手首を掴まれてベットに逆戻りにさせられる。抑えつけられているような、感じに鼓動は余計に早くなって。



「こっち向いて」



顔を正面に向けた瞬間、また唇が重なって。





.

せかラジ→←キラビ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (151 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
714人がお気に入り
設定タグ:男性声優 , 木村良平
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シカク | 作成日時:2021年12月1日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。