Keep - り あ る 2"

｡ ページ38

橙side






橙｢目覚めないかもしれない……？｣


(｢はい。｣)




担当医の先生からモンチの状態について聞く。

警察に回ったモンチが持ってた薬は眞が作ったやつだった。
成分は風邪薬やら睡眠薬やらの薬の成分が見つかったから……


正直、よく生きてたなと思う。



それを先生に伝えると、さっきの言葉を言われてしまった。



やれることは尽くしてくれた。



しかもここは帝が入院してた右に出る病院がないほど大きな
病院。ここでなにも出来なければ他で治ることはない、、

きっと。




これからの治療だけ話し合って、今やっと緊急治療室を出て一人部屋に送られてきたモンチがいる病室へ。



なんの治療？手術？をしたのかは先生の話を聞いてはいたけど
さっぱり分からへんかった。





酸素マスクと点滴をしてるのは金髪の男の子。



青砥としてしっかりせんとあかんからって１回も染めたことは無かった。
ずっと高校卒業したら染めるんやって楽しそうに話してた……



ベットの隣のイスに座り、金髪を梳きながら寝顔を眺める。


よく、頑張ったな。




そこで思い出して、シゲにメールする。




目覚めないかも、、なんて言ったらシゲはどうなるか……


ずっと一緒にさがしてくれててん。アイツ。


帝、、崇裕は自分のせいやってショック受けすぎてたけど神ちゃんがまた良い都に帰って来れるようにって仕事頑張ってる。


淳太くんはもう前を向いて都を回してる。


流星も同じく。シゲが前向けるようにシゲの結婚相手探してた。


望………は、あれから1年学校には来てない。
もう友達も全然あってないらしく、シゲと流星しかもう会えない




スマホの着信音がなる。

確認するとシゲからや。


明日朝イチで来るらしい。そん時に言おう。



……あんまり期待すんなって。

｡→←｡

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す