Keep - り あ る 2"

｡ ページ37

赤side





あの後神ちゃんは救急車で運ばれた。




意識はあるものの神ちゃんの状態が明らかに重篤だからと同乗者をつけるように言われると、照史はまだ中将の仕事があるから
と俺がつくことになった。



赤｢ほんまに照史やなくてええの？
照史の方が確実やない……？｣



救急車に同乗者が求められる時は、何か重要な判断がほしい時などにすぐに了承を得るためだって聞いた事はあるけど

俺は身内やないし……



橙｢モンチは身内がもうおらんし、、、
さっきだって、『飲み終わった』って言ったんやろ？
多分調べる時間もあると思うし……
なんかあったら俺に電話すればいい。
繋がんなかったらシゲがいいと思う方を選んで。お金のことは任せといてな。｣



そうは言われても救急車になんて乗ったことなくて、
ずっとドギマギしていた。




病院で運ばれてからは
治療について色々言われたけど一応照史と電話を繋いで、
最善の治療をしてもらった。




でも30分経っても1時間経っても待合室で待っていた俺には
何の知らせも来なかった。




照史が諸々の業務を終えて合流した。




シゲも疲れたやろ？と家に帰るように言われ、
1度拒んだが帰ることを強く望まれ病院を出た。



多分……
悪い知らせだとしても俺が落ち着けるように、、、











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深夜に照史から電話が来た。



『神ちゃんが一命を取り留めた』と。

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