Keep - りある (ページ37)

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桃side

今日は暑さのため部活がなくなって思いのほか早く帰れる！！
シゲは今日、電車で帰らないらしい。

神ちゃんと一緒に帰ろうと1組に向かう。

桃｢かぁ〜みぃ〜ちゃん！！｣

(｢あ、望！神ちゃん今おらんよ｣)

桃｢お〜、、了解！｣

前のドアの方から呼びかけるとどうやら居ないみたい

桃｢先生に呼び出されたん？｣

(｢眞に呼ばれてた〜｣)

眞って佐藤眞(まこと)？
でも、あのナルシストが神ちゃんと喋ってるイメージないし…

図書館行こって言ってたらしいし、呼ばれたのついさっきらしいから向かってみることにする。

1組から図書館塔までは近い。

図書館って高校生になると行く人あんまいないしな〜

図書館に着くと司書の先生が座ってる席には
"用事がある人は職員室へ"
って書いて札が下げてある。

教室の奥の方に進んでいくと人がいるのが分かる。
身長的に、、神ちゃんやな笑

本棚にちょうど隠れて盗み聞きする。

眞｢…やから、、、やっぱ神ちゃんのこと好き。｣

えっ告白……
いやでも、神ちゃんはシゲのこと好きやし、

緑｢、、ほんまに…｣

眞｢こないだ振られた時、好きな人おるって言ってたけど
まだそいつのこと好きなん？｣

緑｢今は………もう、、、｣

こないだって、、俺、神ちゃんからなにも聞いてない……

ってか今はもうってなんなん！！

眞｢じ、じゃあ、、、、｣

シゲのこと好きじゃなくなったん……？

あかん、

桃｢神ちゃん！！｣

緑｢の、のんちゃん、、、｣

突然本棚の影から出たから、眞はめっちゃびっくりしてるけど

なんか神ちゃんは心ここに在らずって感じ……

桃｢眞っ！ごめんな！
もう電車の時間やって…返事はちゃんと返さすから！！｣

んじゃと言いつつ神ちゃんの手を取って教室まで連れてく。

帰る準備を促しても
なんかいつもの神ちゃんやない。

駅に向かって歩いてても
ボーッとしてる。

桃｢神ちゃん？……どうしたん？？｣

緑｢ううん、、、｣

軽く返事をされて会話が終わってしまう、、

でも

絶対何かしらあったやん……

桃｢もうしょうがない！！神ちゃん、パフェ奢ったる。｣

戸惑ったような声を出してる神ちゃんをよそにいつもと違う電車に無理やり乗らせる。

緑｢でものんちゃん、、｣

桃｢なんか用事あった？？｣

緑｢ううん、ない……｣

桃｢ほな黙ってゴチになり？｣

いつぶりやろ〜！
神ちゃんとパフェデートなんてww