Keep - りある (ページ4)

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桃side

駅でまた勧誘の人につけられたと思ったら同じ高校の人で友達なった！

しかも電車に乗ったら｢恋愛してみたいねん｣なんていうもんだから、｢勧学高校って男子校やで｣って教えてあげたら、初耳だったらしいww

学校に着いたあと、優しいのんちゃんはシゲを職員室まで連れてってあげたで！！

いつものように廊下にいる同級生達に挨拶やハイタッチを交わして2年2組に入り、1番前の窓側の席に行く。

桃｢か〜み〜ちゃん！お〜は〜よ〜！！｣

緑｢…おはよぉ〜のんちゃん、、｣

すっかり定番になってしまった朝机に伏せて寝ている神ちゃんを(無理やり)起こして挨拶するというイベント。

桃｢今日も電車乗らへんかったやろ！のんちゃん寂しかったぁ｣

緑｢ごめんなぁ〜｣

謝る気があるのか俺の頭を撫でて謝罪をのべてる

桃｢そういえばな！今日転校生来るんやって！しかも朝同じ電車やった！！｣

緑｢同じ電車...同級生？？｣

桃｢同じネクタイピンの色やったしブレザーにもワンポイントあったわ｣

緑｢だからのんちゃん今日機嫌ええんやね｣

桃｢ん〜そーかもww｣

緑｢それで.......都の人だった？？｣

小さい声でそう聞いてきた。
転校生が来る情報が流れると必ず都出身かを聞く神ちゃん

桃｢だから神ちゃん聞かれる思ったから最初に聞いてみてん。
でもスルーされた..｣

緑｢じゃあもしかして、、｣

桃｢でもシゲの振る舞いは貴族って感じやなかったけどなぁ〜｣

緑｢しげって言うん？その人｣

桃｢そうそう、友達多そうなキャラやった｣

｢ふーん｣って返事を返してまた寝ようとする神ちゃんに、ちょっとだけ質問をする。

桃｢なんでいっつも都出身か聞くん？｣

緑｢いや...なんか非常識な人多いっていうやん、、
偏見やないけどちょっと怖いし..｣

みんながみんなそうやない気もするけど…
俺もまた適当な返事を返して、神ちゃんにバイバイして自分のクラス(5組)に戻った。

隣に机のみが置いてある、1番後ろの席のはずだったが、今は、昨日にはなかった椅子も用意されていてもしかして、隣の席シゲなんかなぁ〜と考えながら朝のSHRまでの残り10分寝ることにした。