Keep - りある (ページ3)

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赤side

／｢おい、自分。ストーカーか？｣

うわ〜めっちゃこいつ顔整ってるやん！
ホンマにモデルなんかな…

／｢あぁ〜！今俺の事めっちゃイケメンやって思ったんやろ〜！
残念ながら勧誘の手には乗らないので失礼しますぅ〜｣

赤｢だ、誰がお前のことイケメンなんて思うか！
初対面なのに失礼やで｣

／｢はぁ〜？！先に後ろ着いてきたのはどこの誰ですかぁ〜？

.......ってかお前も勧学高校？しかも2年？見たことない
んやけど｣

喧嘩腰だった話し方から一変、モデルはそう言いつつ首を
かしげた

赤｢あ、せや、転校生やねん、、｣

／｢はぁ、どうりで！！こんな都会から田舎の高校に行く人も俺
と神ちゃんぐらいやと思ってた！！もしかして都の役人の家
の人？？｣

転校生だと分かったとたん目キラキラさせて早口で喋ってきた笑

都出身なのがバレると色々めんどくさいからスルーする。
高校でも教えてるの校長くらいやし…

桃｢俺の名前は小瀧望。のんちゃんって呼ばれてるで✌️
いつもはもう1人ここから乗る友達もおるけど…どっちも同級
生やで！｣

赤｢…重岡大毅。ほな小瀧、よろしくな｣

桃｢なんやねん小瀧って、、可愛げのない...｣

赤｢お前に可愛げなんて要らないわっ！！｣

桃｢なっ、、じゃあ学校まで1人で来いよ！もう電車来る時間やけ
ど何も教えへんからな！！｣

赤｢っごめんごめん！！初日から遅刻はアカン！｣

べぇ〜っていう音が聞こえるくらいに舌を出して話してくる
こいつの機嫌を治すように謝りながら、後ろについて行き電車待ちの列に並ぶ。

桃｢あ〜ぁ、シゲと一緒のクラスにだけはなりたないわーww｣

赤｢へ？シゲ？？｣

桃｢あだ名付けてもらったことないん？友達多そうなのに…
呼びやすいからシゲでええ？｣

赤｢まぁ、いやではないけど…｣

桃｢じゃあもう友達やな！よろしく！！｣

重岡大毅、プラットホームで人生初(都以外で)の友達が出来ました。

好印象でたくさん友達を作る作戦やったけど、小瀧があまりにコミュ力高いから冷めた感じになってしまったわww
…友達かぁ、、、

その感情を表に出さないようにクールを装いつつ電車に乗るまであと30秒。