Keep - りある (ページ20)

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緑side

何となく2人きりにしなくてはいけないような気がして
外に出てきた。適当に時間をつぶそうとコンビニに寄ってから
近くの公園で買ったお菓子を食べる。

緑｢このプリンうまっ！｣

やっぱり2人の時間を増やしてあげようと、のんちゃんにご飯食べてていいよとメールを送る。

緑｢これでよし、っと。｣

1人で寂しくプリンを食べ終わる。

この公園は運動場と一緒になっているから、走っている人も
いる。

そんなかでお菓子を食べてんのが急に恥ずかしくなって
早く帰るように今、開けてしまったシュークリームにかぶりつく。

赤｢あれ、神山くん？｣

緑｢ふへっ！｣

食べ始めたところで後ろから話しかけられる。

緑｢あ、こんばんは…重岡くん｣

赤｢ごめん、驚かせたなっ！何してたん？｣

緑｢ぇ、いや、、お菓子食べてる.....｣

ま、まさかの展開すぎてっっ

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赤side

夜、公園に走りに行ったら見覚えのある後ろ姿が、、

話しかけるとやっぱり神山くん。シュークリームにかぶりついてた。
.....変なタイミングで来てしまった、、

赤｢食べてる時に話しかけてごめんっ｣

緑｢いや、別に大丈夫！大丈夫！！
重岡くんは何しに来たん？｣

赤｢ん、走りに。｣

緑｢へぇ～健康なんやね｣

赤｢せやねん！健康が1番やしね！｣

緑｢笑笑…なんか重岡くんを前にお菓子食べるの忍びないわww｣

そういってお菓子が入っているであろうエコバッグを引き寄せて笑っていた。

赤｢そんなにお菓子買ったん？｣

緑｢ぁっ、、うん。｣

エコバッグがよけられた所が空いたからベンチの隣に座ると、
嫌やったのか少しビクってされた

緑｢甘いものとかポテチとか？、、重岡くんも食べる？｣

赤｢いや、走りに来たからええかなぁ...｣

あ、そうやったって分かりやすくシュンとする。

赤｢あ....じゃあこの、ポテトフライ貰ってもええ？｣

緑｢いいのっ？！ありがとう！！｣

ニコッっていう効果音が聞こえるくらい一生懸命笑ってくれる。

なんや、かわいいなぁ笑

走りに来たなんて目的をすっかり忘れ、しばらく一緒にお菓子を食べた。

そこに神山くんのスマホから着信音が鳴る。

緑｢ごめん、ちょっと、、｣

ちょっとだけ距離をとった所で電話をしている。

初めてこんなに長く神山くんとしゃべってみて、、
やっぱり、結構かわいげのある子やなって思った。