84. ページ39
・
「うわ〜泣きすぎた」
朝起きると系さんがずっと手を握っていてくれたみたいで
あーほんとこの人好きだなあって思った
隣で寝てる系さんを起こさないように静かにベッドからでて
洗面所へ
案の定目がぱんぱんに腫れて
アナタダレデスカ状態
・
・
「体が重たい」
中「お前起きて大丈夫なのか」
「あ、系さんおはよう」
熱はと言って、私のおでこに自分のおでこをくっつける
あ、あの、系さん近い
中「まだ少し熱いな」
「それは系さんのせい」
中「あ??」
「なんでもなーい」
なんだよと言うと頭をぐしゃぐしゃって撫でてくれる
居心地よくて好きなんだそれ
「あれ、系さんラボ行く時間大丈夫?」
中「今日行かない」
「え?!?!いいのそれ!!」
中「あぁ、三澄に言ってある。それに解剖なんかよりお前が優先だ」
サラッと言うね〜
中「なんか食いたいもんは」
「ゼリー食べたい」
中「買ってくるから大人しく待ってろ」
はーいと返事をすると部屋を出て行く系さん
昨日困らせちゃったなあ
系さんは何も聞いてこなかった
きっと気を使ってくれたんだと思うの
でもいつか話さないといけないこと
でもこれを、話したら
嫌われるんじゃないかって
ああ、臆病だなわたし
・
199人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しーたそ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます!訂正してきます( ; ; ) (2018年3月28日 23時) (レス) id: 2cf6ec6607 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。水澄ではなく、三澄です。 (2018年3月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しーたそ | 作成日時:2018年3月23日 9時