不器用な愛の形 2 (ページ37)

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中堂side

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泣き疲れたのかまたすやすや眠るA

泣きながら

こいつは沢山謝っていた

こいつの兄貴に

何があったんだ

俺にはまだ言えないのか

中「くそっ…」

なあA

お前には何があったんだ

俺はAを救うことができるか？

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中「もしもし」

ミ「あれ、中堂さん～どーしました？」

中「Aが熱を出したんだが、そのなんだ、何をすればいい」

ミ「へ？」

中「誰かと一緒にいることなんてほぼなかったもんだから無知なんだよわるいかクソ！！」

ミ「あっははは！！！！！あのオラオラ中堂さんが！！！恋人のために私に電話してくる日がくるなんて…明日のしょーじとのネタにしますね」

中「チッ、もうなんでもいい、」

ミ「とりあえず、熱あるようならちゃんと冷やして、あとそばにいてあげることが1番だと思いますよ」

中「明日ラボ休む」

ミ「ええ！！？？ただでさえ解剖立て込んでるのに？！」

中「解剖なんかよりAが優先に決まってんだろクソ」

ミ「えーそちらも明日しょーじとのネタにさせて頂きます」

中「チッ、じゃあそれだけだ」

ミ「あと中堂さん」

中「なんだ」

ミ「たまにA、すっごく寂しそうな顔をするんです。とくに身内の話題になると」

中「…」

ミ「Aのこと、ちゃんと向き合ってください」

中「わかってる」

わかってる

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