妄想が現実になっちゃった！？【イナシリ】

＊円「とりま、サッカーしよーぜ？」 ページ47

神童said

Aの必殺技の件はさておき←

とにかくサッカーをすることになった。

それもこれも
円堂先生が

円「なぁなぁAが天馬の技を出せたのも
何かの偶然さ←…ってことで早くサッカーしよーぜ！(ニカッ」

なんて言ったからだ。
円堂先生、貴方は早くサッカーしたいだけでしょう！Aが必殺技出せたのは絶対に偶然じゃない。

あの動き、ステップ…

天馬の動きにソックリだった。
否、本人より上手かったかもしれない。


ピッピー！
円「それじゃあ、試合開始！」

なんてことを考えている間に
試合は始まってしまった。

神(とりあえず、今は試合に集中しなければな)

俺は知らぬ間に
Aの底知れぬ可能性に期待を持っていた。

＿＿＿＿＿＿
貴女said

「わっわわ、どーすれば良いのっ？」

霧「こっちこっち！A、ヒールキックだ！」

「お、おっけい！」

蘭ちゃんに言われるがまま
ボールをヒールキックし、蘭ちゃんに回す。

(うぅ…私サッカー得意な気でいたけど
この世界の中じゃ下手な方だよ、絶対！)

走りながらも落ち込む私。

でもそんな暇も無く…


霧「ほらA！ボーッとしてっと神童に取られるぞ！」

蘭ちゃんがドリブルしていた筈の
ボールはいつの間にか、私の足元へ。

「えぇ！？…う、うん！」

神「…いかせるかっ
水野、Aをブロックだ！
坂口と村山と中道はパスの道を塞げ！」

4人「了解！」

(ど、どうしよ！蘭ちゃんへのパスは出来ないし
他の人もマークされてる…)

要するに、


「私しか動ける人いないじゃぁーん！！」

＿＿ここで変な動きして取られたら…

＿＿蘭ちゃんたちに迷惑が…

＿＿最善策は、ないの…！？


目をギュッと瞑る。

頭の中で私の思いがリピートされ
混乱に陥りそうに＿＿＿＿＿＿


霧「A！！」

名前を呼ばれ、後ろを振り向く。
声の主は…蘭ちゃん。


霧「迷ってる暇なんか無いぞ！
直感で良い！動かないより全然良いんだ！
誰もお前を責めはしないから！！」


貴方の声で

私は


「……うん！」


迷いを振り切ることが出来た。


そこに

神「いかせないっ！」

他の人にマークを任せ
神童くんと私の、一対一になっていた。

(絶対に、いける…！)

「いくよ！
ハァァッ〔スプリントワープ〕！！」

私の体は

動く、風を切るように、素早く。

神「なに！？」

何故か驚かなかった。
とにかくそのまま先に＿＿＿＿迷いは、無い。

＊「これがっ必殺技…！」→←＊「えーーー！？」

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