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バタバタと、俺の倉庫兼作業室から
力が抜けたように出ていったチャさんの背中を
黙って見送っていた。
しゃがみ込んだチャさんの頭の先を見下ろして
自然と俺もしゃがみこんで、同じようにプリント拾って
顔を上げたチャさんと目が合って
その目に、俺もなんだか目が逸らせなくて。
気が付いたらそんなことを口走って。
本当、どうしてしまったのか。
俺は結構、そっち方面には計画的な方なのに。
授業中の彼女は、ぼーっとしていて
授業が終わっても、終わったことに気が付いていないのかって思うくらいにノート見ながら俯いてて。
それに、隣の席のパク・ジミンが話しかけていた。
上の空なりに、会話をしていたから少し安心して
その2人を横目に、教室を後にした。
教師の1日は早くて、気が付けばもう放課後になって
下校する生徒や、部活に行く生徒を見送って
教室の前の廊下を歩きながら
「気をつけてな〜」とか生徒の様子を見ていた。
自分のクラスの前を通り過ぎようとした時、
男女が３，４人教室からもみくちゃになりながら出てきて。
その中にチャさんは居なくて
パク・ジミンがキム・テヒョンと肩を組みあいながら、通りすがりに目があって。
NJ「さようなら」
というと
じっと俺の顔見つめるから、なんか付いてる？て聞くと
JM「本当、どうかしてるよ」
JM「さようなら」
それだけ言って、また人込みに紛れて、しばらくして姿が見えなくなった。
NJ「どういう意味かな」
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作者名：uri
| 作成日時：2023年5月17日 0時
