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『どうも、お疲れ様です』


「さっきはびっくりしたよ、もう平気?」





ふわりとした笑顔で話しかけてくれる彼に
少しずつ、緊張が解けていくような気がした。




『初日早々にご迷惑かけてすいませんでした』

「平気ならいいの、それより何か飲む?」




いえ、と返事をする前にホソクさんはチャリチャリと自販機にお金を入れてしまっていた。



お断りするのも失礼かなと思い、じゃあコーヒーでって言うとははっと笑ったホソクさんはコーヒーのボタンを押した。



ガシャンとコーヒーが自販機から吐き出される。





『ありがとうございます』


「それで、話振るんだけどさっき言ってた綺麗なものが好きってなに?」



ブハァ!!!!とコーヒーを咳き込んだ。



顎に滴るコーヒーを拭いながらホソクさんを見ると先程とは違った、なんだか、ピエロみたいな笑み。





『あ、それは……ですね』


「その内容によっちゃ、他のメンバーに近付くの許せないからさ」




あ、

彼は怒ってる。





表情からではあまり読み取れなくて、少しピリっとした雰囲気を私も察知した。



ホソクさん、優しそうだし、虫も嫌がりそうな顔なのに





『安心してください、興味ないですから』



「は?興味無い?」

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作者名:uri | 作成日時:2023年1月31日 0時

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