顔が好きで何が悪い (ページ40)

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TH ページ40

ずっと、終わるのをソワソワして待ってたもんだからジョングガに、テヒョイヒョン何かあるんですか？と怪しまれた。

でも、俺は賢いから全力で

TH「なにも！？」

って言ったらじとっとした目で見られたから
冷や汗かいてきた。

待てよ？なんで俺がAと買い物に行くことにこんな隠さなきゃいけないの？

別にいいじゃん、スタッフ連れ出しても
(本当はやめて頂きたい笑)

そのまま、レッスンが終ると素早くシャワーを浴びて着替えてエントランスに走った。

すると、エントランスの端っこで黒いキャップを被っていつもの黒いTシャツとデニムパンツを履いたAが、顔を上げた。

俺は少し、立ち止まって
なんだか時間が止まったように思った。

だって、

TH「A、髪…下ろしたとこ初めて見た」

『まずはお疲れ様じゃないんでしょうか』

TH「お、つかれさまです」

俺褒めたのになにも響いてないじゃん。

え？本当にA？っていうくらいなんだか印象が違う。

ポニーテールにしている時も、髪には少しウェーブがかかっててきっと下ろすとふわふわなんだろうなって

いつもメイクしてる時とか思ってたから

なんだかそれを見たのが俺が初めてだと思ったら

TH「Aのはじめて…俺が貰っちゃった？」

『なに勘違い発言してるんですか、呼び出しといて』