顔が好きで何が悪い (ページ38)

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YOU ページ38

数日経ってだいぶ仕事と、BTSの皆さんと顔を合わすことも慣れてきて少し心に余裕が持てるようになった。

なんだか段々と皆さんの距離感がおかしくなっているのは、気の所為でしょうか？

TH「ねえA、もっと違う服持ってないの？」

廊下で、ひと仕事が終わり自販機の前でブラックコーヒー片手に壁にもたれてため息をついてると

どこからともなく現れたテヒョンさん。

すぐにシャン！！と背筋を伸ばして向き直す。

TH「ぶはっ、なんでそんなにいつも改まるの」

『な、なんとなく？』

未だにこの顔面国宝と、ジョングクさんには肩に力が入る。

TH「でさ、なんか持ってないの？いつもその服だけど」

テヒョンさんが指さすのは、私が仕事の時に着ている黒いTシャツにデニムパンツ。

だって汚れちゃうしどうせ、
これと同じセットを着回してる。

『私が綺麗にしてどうするんですか？』

私はあなたたちを綺麗にするために居るのに。

そう言うとテヒョンさんは壁に片方の肩をつきながらはぁ。とため息を着くと。

TH「じゃあさ、いつも俺たちが綺麗にしてもらってるから。次はAの番ね？」

いつの間にか呼び捨てになった私の名前も
なんだからナチュラルすぎて違和感なし。

てゆうか、今のはどういう意味？