顔が好きで何が悪い (ページ26)

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どうやら、あの後ずっと私は座敷の端で寝かされてたみたいでどう揺さぶっても起きないから仕方なく家も分からないしってことで会社に連れてきてくれたみたい。

『メンバーの方にもご迷惑おかけして…』

HS｢なんだかんだ、みんな楽しんでて良かったよ｣

ベッドの前にある、丸椅子に腰掛けて話し相手になってくれているホソクさん。

あ、水飲む？とペットボトルの水まで準備してくれていた。なんて優しいんだろうか。

YG｢あ、起きたか？｣

水を飲んでいると、またガチャりとドアが開いて次に見えたのは白いお肌が最高に美しいユンギさん。

YG｢で、なんで土下座？｣

ベッドの上で深深と頭を下げる私に、頭上から少し低い声。

『なんとお詫びをすれば……』

本当に申し訳ない。一新人スタッフが天下のBTS様に介抱してもらうなんて前代未聞。

HS｢ほらほら、Aちゃん顔上げて。あ、これからAちゃんって呼ばせてもらうね｣

『へ？な、なんで』

HS｢なんだか、妹みたいだなぁと思って。ね？いいでしょ？今日のこと、悪いと思ってるなら？｣

『バカでもアホでも呼んでください!!!』

YG｢ほら、行くぞ｣

『どっ、どこに……』

怖い!!!絶対山奥に捨てられる！！

YG｢送ってやるよ、遅いし。ちなみに断ったら……『喜んで着いてゆきます』

絶対に代表にチクって、パクはクビにしろって言われかねない。そんな目をしていたよユンギさん。