顔が好きで何が悪い (ページ23)

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JK｢Aヌナ、大丈夫ですか？｣

HS｢お前らー、パクさん囲ってると思ったらぶっ倒れてるじゃん｣

もぉー、と呆れながら俺の頭をこつくホソギヒョン。

だから飲ませてないってば。
この人が弱すぎるんだって。

JN｢なに、ジョングガ。急に懐いてるじゃん｣

JK｢や、年齢聞いて歳上だったし一応？｣

端に寝かされているヌナは、スースーと聞こえるか聞こえないかくらいの寝息を立てて気持ちよさそうにねむっていた。

お酒のせいなのか、頬から耳にかけてほんのり赤くなっている。

座布団を枕にして、誰かの上着が被せられている。

この大きさからして、ジニヒョンかナムジュニヒョンかな。

俺のだって、あるのに。

よくこんな騒がしいとこでねてるよ。
Aヌナが眠っている頭元に、無防備に投げ出された
いつも高い位置で括っているポニーテール。

少し、指を通すと
思った以上にサラサラだ。

もやぁ。と心の中に出てくるグレーなものをそっと分からないようにしまいこむ。

HS｢パクさん、黙ってると美人だよね｣

Aヌナを背に、テーブルに向き直すと
ホソギヒョンがお酒片手にぼそりと言った。

JK｢…………そうですか？｣

いま、俺は少し自分の気持ちに、嘘ついた。