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『っ、先輩……』
NJ「あー、あ、待って待って、まだその先言わないで？だって俺、まだAに何も伝えてない」
私の手を握りながら、片方の手を自分の顔の前に持っていってひらひらと揺らした。
NJ「まあ、まずはお腹満たさない？それからでも、話は遅くないでしょ？」
そう言われて、ササッとドリンクとメニュー適当に頼んで、さすがナムジュン先輩が美味しいというだけあって、本当に出てくるもの全て美味しかった。
NJ「A」
低い声に名前を呼ばれて、びく、とした。
NJ「君は気付いてなかったかもしれないけど、大学の時から、すごく魅力的で、素敵な女性だよ」
ナムジュン先輩の、低い声がお腹の方までずんって響く。
NJ「正直、帰ってきていちばん嬉しかったのは、Aに再開して、それに彼氏がいなかったことかも」
片手だった手を、ぎゅって両手で包まれて。
個室だから、先輩の声だけが、部屋に響いた。
NJ「好きなんだ、A。
俺と、付き合ってよ」
その手を握り返せたら、どんなに良かったのか。
ナムジュン先輩と付き合えるなんて、これほどありがたいことはないし彼に愛されている女性は幸せだと、心の底から思う。
でも、私の心の中でジョングクがずっと私に微笑んでて、いや、微笑むとかそれはないか？
ジョングクとの他愛ない会話とか、顔に似合わず逞しい腕とか、悪態ばっかつく癖に、ほんとはすごく優しいとことか。
『ありがとうございます……ナムジュン先輩
気持ち、すんごくありがたいです…』
NJ「ならっ……」
『でも私、すごく好きな人が居て、その人にまだ好きって、伝えてないんです』
NJ「それが、ジョングクなの？」
『あ、まあ、…………はい』
ぽかぽかと、手が温められてゆく。
そのままナムジュン先輩は私の手をとって、自分の顔の位置までもっていくと、
『……ひっ、あ』
私の指に、静かに唇落とした。
NJ「悔しいなぁ、Aの1番になれないなんて」
『ナムジュン先輩……』
NJ「振られたら、いつでも僕のところおいで？甘ーく、慰めてあげるよ」
紳士の皮を被った甘い悪魔なのか、わかんないくらいの意地悪な顔で私を見て笑った。
『なんか、必要以上に甘やかされそうなので、遠慮しておきます……』
NJ「なんで！言っとくけど、アメとムチ、うまく使い分けるの得意だからね？」
あ、こわ。
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uri(プロフ) - えまさん» ありがとうこざいます🥺もっと嫉妬して欲しいですよねえ☺️☺️🧡笑 (3月12日 20時) (
レス) id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
えま(プロフ) - 移行おめでとうございます！いつも更新ありがとうございます♡ジョングクの小さな嫉妬が可愛い🥺 (3月7日 23時) (レス) @page17 id: 35532db749 (このIDを非表示/違反報告)
uri(プロフ) - りるさん» いつもコメントありがとうございます♡はやくジョングクさんデレにしたい気持ち抑えて頑張ります😂 (2月29日 7時) (レス) id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
uri(プロフ) - ふしぃさん» ありがとうございます！細々ですが頑張りたいと思います☺️🧡 (2月29日 7時) (レス) id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - 移行おめでとうございます✨✨ちょっとずつ変化してきた2人。まだまだツンなジョングクだけど変わってくの楽しみにしてます🫶更新これからも頑張ってくださいね😊 (2月28日 18時) (レス) id: bd1464b980 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uri
| 作成日時：2024年2月28日 14時
