protect me!! II (ページ7)

今日:8 hit、昨日:7 hit、合計:11,986 hit

JK ページ7

Aの表情が、一瞬揺らいだ気がした。

ジミニヒョンに会ったとテヒョイヒョンからきいて、それでなくても少し動揺していた俺の感情が、

Aに向けられるのは、そう難しい事じゃなかった。

キツく、言い放ってしまった。

どこにも向けられない怒り、
いや、この気持ちは怒りじゃない。

テヒョイヒョンの部屋を出て、自分の部屋に戻るとベッドにそのままダイブした。

ああ、頭が疲れた。

テヒョイヒョンとユンギヒョンに、後で謝らなきゃ。
こんな事で拗ねてたら…ダメなんだけど。

Aにも……、

いや、アイツは他人だ。
俺たちの輪の中に入ってきた、ただの他人。

❝ジョングクのケチ！❞
❝トッポッキ！！❞
❝皆で食べるご飯って、美味しいね❞

脳内で、Aの声がずっとこだましてて。

もう、入ってこないで欲しい。
俺たちの、この領域の中に。