protect me!! II (ページ4)

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YOU ページ4

心地いい温もりと、揺れだった。

『はぁっ！』

突然目を覚まして飛び上がると、うわっ！と同じタイミングで声が聞こえて、それが私の下からであることに気がついた。

『あ、テヒョン。ごめんね！寝ちゃってた』

じゅっ、と涎を拭きあげると
TH「俺の背中…ヨダレだらけなんじゃない？」

ってか弱い声が聞こえてきた。

『大丈夫だよ、垂れる前に拭いたから』
JK「人の背中で寝といてヨダレまで垂らすとか、だらしない女だな」
『はいジョングク、ヨダレつけるよ？』

テヒョンの背中からよじよじと降りて、ありがとうって伝えると「ん、おはよ」って口角だけあげたテヒョンが私の頭をくしゃりと撫でた。

なんだろ、この大きい手に撫でられると落ち着く気がした。

カフェで私を探しに来たテヒョンは、私に笑いかけてくれていたんだけど、とっても苦しそうな顔してて、見てらんなくて。

私に出来たことは、テヒョンを抱きしめてあげることくらいだった。

きっと、原因はあのジミンなんだろうけど。

何やら知り合いみたいな素振りだった。

テヒョンにあんな顔をさせるなんて、きっとあんまりいい関係では無いのかなって、私の少ない人生経験の中から感じ取った。