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あ、やっぱ泣いてるなって理解して直ぐに、私の視界は天井に向かってて。
おや?ジョングクの顔が見えるぞ?
でも、天井も見えるぞ?
って頭プチパニックになって。
ソファに体全体が沈んで、ジョングクが私の上にいる。
『えっ、ジョングク、泣いて.........』
JK「は?何言ってんの?誰が泣いてるって?」
『ん、がっ!』
冷たく言い放ったジョングクは、私を見下すと施設で出会った時みたいに私の口を大きい手で覆い尽くすとそのまま私の後頭部をソファに押し付けて
JK「女が1人ノコノコと、男の部屋に来るってことがどういうことか、知りたい?」
て、私の耳元に口を近づけて、低めの声で喋るから背中がぞくりと痺れるような感覚になった。
『っ、んあ』
あれ?この人さっき泣いてたよね?見間違いじゃなけりゃ涙出てたよね。
でもいま、なんだか凄く楽しそうな顔してんだけど。
いや、仲直りできたの?
いまこの状況は私どうなってんのかな?
耳がびりびりと痺れる、なんか、わかんないけどっ.....変な声でるっ!
JK「おい、本当にこのまま.........っ、」
ジョングクがそう言いかけて、言葉をつぐんだ。
なんか、麻痺したみたいにジョングクが動かなくなったから、チャンスと思ってジタバタしてジョングクの下から抜け出した。
『ジョングクのばか!すけべ!!折角仲直りしようと思ったのに!あーほ!!うさぎ顔!!』
って知ってる限りの悪口吐いて、急いで部屋を出た。
(最後のはただの褒め言葉)
バタン!と玄関のドア閉めて、そのままドアにもたれかかって上がった息を整える。
『っ、はぁ、はぁ........』
なんだ、あの感覚は。
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作者名:uri | 作成日時:2023年12月22日 8時