. ページ25
.
帰りの車のなか、私はただただ恥ずかしくていつも通りに話しかけることができなくて。
年下のジョングクにしてやられた感がすごく悔しい。
JK「ヌナ、なんか食べて帰ろっか」
『 えっ！？あ！うん！是非！！』
急に話しかけられて肩があがった。
JK「･････････ヌナ、いま俺の事考えてた？」
信号待ちで、車が止まり横を見るとこっちを見てにやけているジョングクの姿。
『 考えてない！！』
JK「そっかぁ〜、残念だなぁ。まだ努力足りないか」
『 もう十分です！！』
ははっと笑った彼。
考えてないなんて嘘。
さっきからずっとジョングクとキスをしてしまったことしか頭にない。
もはやあれは夢であったのではないか、夢であって欲しいと願ってる私がいる。
JK「美味しいところ知ってるから」
そういってジョングクは車を走らせた。
店に着くと、どうやらもう予約していてくれたらしくスムーズに通してもらえた。
なんだか高級そうな、レストランだなぁ。
そう思いながらギクシャクしながら歩く。
席に座ると、ジョングクは慣れた様子でテーブルマナーをこなしていくけど、私はこんなとこ来たこともないし連れてこられたこともないからドギマギしてる。
JK「そんな緊張しないでよ、ヌナ」
『 緊張するに決まってんじゃん･･･』
JK「美味しく食べれたらそれでいいの。今日はヌナに喜んで欲しくて連れてきたんだから」
社長子息･･･やることが違う。
でもジョングクにそう言われるとなんだか気が緩んで肩の力を抜けた。
『 ありがとう、ジョングク』
JK｢どういたしまして｣
そう言いながらふっと笑ったジョングクはかっこよくてつい目を逸らしてしまう。
『 ちょっと、トイレ行ってくるね』
そう言ってお手洗いに立った。
『 あーー、本当にどうしよう』
トイレの鏡に向かって独り言を繰り返す。
ジョングクがかっこよくみえて仕方がない。
しかもそんな彼に好きだと言われてしまった。
断らないやつがどこにいる。
でも引っかかるのは元彼のこと。
どこかでちゃんと話をして言いたいこと言わないと、どこかでモヤモヤが続いてる。
『 よしっ』
変に気合いを入れてトイレから出た。
『 あっ、すいません』
どんっ！！とすれ違った男性にぶつかってしまい謝る。
あれ？この香りどこかで･･･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 931人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
uri(プロフ) - りんりんさん» わあ！嬉しいです😂最初の方の作品だからぐだぐだなんですけれども…笑ありがとうございます♥️ (6月25日 22時) (
レス) @page43 id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - もう本当に読んでいるだけなのに、❤️がドキドキしまくりましたww 久々の胸キュンありがとうございました😍とっても読んでいて楽しかったし、終わり方もなんだか感動しちゃって、こっちまで心がポカポカしました💗 (6月25日 22時) (レス) @page43 id: c1731ae876 (このIDを非表示/違反報告)
＃ピーチパイ(プロフ) - uriさんの作品気づけば全部読んでしまいまいました！どの作品も面白かったですが、個人的にはこれが1番好きです！大好きです！！ (2022年9月24日 22時) (レス) id: 45ed2b8755 (このIDを非表示/違反報告)
かのまる。(プロフ) - uriさん» 読めているので大丈夫です！ (2022年7月14日 22時) (レス) id: 3434abd7ee (このIDを非表示/違反報告)
uri(プロフ) - かのまる。さん» かのまる。様 コメントありがとうございます！20ページ、未記入のままで見れなくなっておりました。お話は続いて読めてますでしょうか？いつもありがとうございます！ (2022年7月14日 7時) (レス) id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：uri
| 作成日時：2022年6月24日 1時
