職業は抱き枕

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なんとも、どういう状態でしょうか。


まあ、がっちりと逞しいジョングクさんの腕にホールドされた私の腰。


び、びくともしない。



何度かんぎぎぎっと力入れてみるけど
まじで解けなくて


普段どんな筋トレしてんのか教えて欲しい。



背中から抱きしめられるような形になってて
あの猛獣みたいな(段々とレベルアップしてる)
顔したジョングクさんは、そう言って本当に、数秒で
パタリと寝てしまって。


顔見てないけど、めちゃくちゃ規則正しい寝息聞こえてくるから多分絶対そうだと思う。



捕まるなんて、聞いてない。



仕方なく、私は暴れるのをやめて
ベッドの向かい側にある壁掛けの時計を見ながら
1時間過ごすことにした。


世話係として、レコーディングに遅れることは何があってもダメだ！！社会人としてえええ！




ジョングクさんが寝てしまったから、変に気を使って

私の、この速くなってる鼓動がジョングクさんに聞こえないかだけ、本当にそれだけハラハラしてた。



密着してるから、私、臭くないかなとか
ジョングクさん、寝起きなのになんかいい匂いするし
やっぱいいマットレスで寝てんのねーとか


まあ、さっきリビングで見たあのお酒の量ならば
朝眠たくても仕方ないのかも



二日酔いって言葉ないのかな、この人に。





ってか、本当に

今日の朝の仕事はこのジョングクさんの目覚まし係だけで良かった。これで他のメンバーの仕事も頼まれてたらそっちに行けないところだ。

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