職業は抱き枕

JK ページ21

実験って言って、Aさんを強制的に座らせた。


ジミニヒョンが、ジニヒョンに、なんか悟れって言ってたけどそれ、昨日の話のやつじゃん。


でもね、俺はいま全然その気なくて
今、必要なのは、目の前にいるこの人なのかも。



メンバーが居ても関係なく、俺はAさんの方に倒れていく。


居てくれた方が手っ取り早い。

なんならマネージャーも驚いた顔してて、なんだか面白かった。



Aさんから漂ってくる、香水では無い、甘い香りになんだか俺の脳は麻痺するらしい。



この人の香りで、俺の睡眠欲はすぐにやってくる。
というか、すごく落ち着く。の方が言葉は合っている。





「うん、やっぱ、寝れるかも」


ってAさんを下敷きにしたまま呟く。



NM「寝れる？それほんと？ジョングク」



ってナムジュニヒョンが、びっくり顔で見てて
俺は、はあああ、と深呼吸して



JK「ねえマネヒョン。Aさんのこと、少しでいいから借りちゃダメ？」



って、視線の先で、やや困った顔をしていたマネヒョンに語りかけると、ハッ！となんか現実に戻ってきたような表情して



「ジョングク？とりあえずその話は後にして、そろそろ起きないとAさん潰れるよ？」



そう言われてチラッと下見ると、いつの間にか俺の方向いてたAさんが、凄い表情で睨んでて



『わたし、物じゃないんですけど？怒りますよ？』


って。




もう、すでに怒ってるじゃん。
怒りやすい人だなまったく。

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