職業は抱き枕

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入った部屋の中は、案外綺麗に整理されてて、白い壁と白いフローリングのせいか、えらい奥行きがあって広い家だ。と思った。


突き当たりまで進むと、でっかいソファがあって、テレビがあって、テーブルの上にはお酒飲んだ後なんだろうなってあとのグラスが置いてあった。




『お邪魔してまぁーーす。』



寝室の場所は、事前に聞いていたから



『ええっと、ここかな？』



ってリビングの奥にあった扉の前に立つ。



コンコン、とノックして
『じょ、ジョングクさぁーん？おはようございます、昨日お話聞いてると思うんですけども、今日からお世話になります、ソン・Aです。』



シーーーーーン



まじ？本当にこんな寝起き悪いの？？

まあ、テーブルの上にあったお酒を見たら結構な量飲んだのかな〜ってのが読み取れる。


そう思うと、段々、


え？まって、もしかして、
昨日お酒呑んで、いつもより結構な量いっちゃって



急アル………………とか？





『ジョングクさん！！開けます！すいません！！』




寝室に入ることはプライベート空間でもあるから躊躇われたけど、バンッ！と扉を開けてすぐに生存確認しないと！！という使命が私の身体を動かした。

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