完璧すぎた少女【ソウルキャッチャーズ】

SounD16ー貴方sideー ページ20

「暁がああなったのは仕方ないことだった」



そう何度もいつも自分自信に言い聞かせてきた





事の発端は暁が事故に会う少し前

つまり2年前




ーーー2年前ーーー


あの日は暁になぜコンクールに出なかったのかしつこく聞かれていた



志織「うるさい！！私の気持ちも知らないで勝手に自分の意見押し付けないで！！！！」



暁「わかるって！！志織と誰よりも一緒にいたんだから！！」



志織「もう・・・・ホントに・・・・ほっといてよ・・・・・」



暁「志織・・・・・・・」


志織「・・・・・どうせお母さんに頼まれただけなんでしょ・・・私のことなんて何も思ってないくせに」



母「志織！その言い方は無いんじゃないの！？暁が可哀想よ」



暁「母さん・・・・」



志織「そんなの・・・・・・・・私なんか・・・・・・・・・！・・・せめて暁とは別に産まれたかった！！・・・・・・・暁なんて大嫌い」



暁「志織・・・・・！？」




「大嫌い」



今思えばそんな言葉、言わなきゃよかったと後悔しかない



そんなことがあって数日後だった








暁が事故にあって植物状態になったのは



ーーーーーーーーーーーーーーーーー


神峰「志織先輩・・・・大丈夫ですか」




いつの間にか泣いていた



こんな私に泣く権利なんてあるのだろうか




神峰「でも・・・・・何でいきなりあんなこと」



あぁ・・・・暁の性格の変わり様のことか・・・・・・・・・



神峰君なら大丈夫だよね









志織「暁はね









人格障害・・・・つまり二重人格なんだよ」

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