ぼくっ、りょへ！ごっ！

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深｢……………｣


こんにちは、こんばんは、深澤辰哉です
今僕は産婦人科にいます



貴｢………んーーーーーーっ！｣



僕の横で嫁が、声にならない叫びをあげてます


なぜか？？？






もうすぐ産まれそうなんです






目の前で。










うん、そう、子どもが。



俺自身パニックで言葉がおかしいですけど、





そこはもうどうにか読み取ってくれ。








深｢もう俺の手ぇ握り潰していいから…！｣
貴｢ん゛んーーーーーーー！！｣
深｢いてててて…｣
貴｢んん！！ふぅーーーー…｣





握り潰してもいいって言ったの俺ですけど……










いっっっっっっっっっってぇ！！！！！！！！








でも、これより痛いだろうなああああ！！！！！

だから夫としてやれることは全くないから
これくらいは頑張らないと！！！！！！！！！




深｢頑張れ………ふぅーーーーー｣
貴｢ふぅーーー…んんっ！！｣
深｢せぇーの、ふぅーーーーー｣
貴｢んんんん！！｣
先｢奥さんもだけど、旦那さん息遣い上手いね！！その調子！｣
深｢え、ありがとうございます…｣
貴｢なんであんたがやってんのよおぉ…力出ないからやめて…っーーー！｣
深｢あぁ、ごめん、ふぅーーー、｣






…








6時間後に元気な産声が分娩室に響いた


深｢Aおめでとう！！元気な男の子だよ！！｣
貴｢…男の子かぁ…辰哉似じゃないといいね…｣
深｢おい笑 あ、移動するって、寝れるうちに寝な？｣
貴｢ん、｣


病室で今にも寝そうなAの横で
両家の両親に生まれたことを報告






あいつらにも報告するか…



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