ぼくっ、りょへ！

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貴｢げっ…まじか｣
亮｢んう？｣


家に帰るとポストに入ってたのは

貴｢同窓会…この中途半端な時期に…？｣
亮｢おてがみ？｣
貴｢うん｣
亮｢やぎさんからぁ？｣
貴｢うん、ママ宛にやぎさんが届けてくれたね｣

あの有名なお歌を歌いながら靴を脱いで
しっかり揃えてから立ち上がる亮平

あたしも揃えて脱いで
リビングのテーブル横に荷物を置いた

みんなにしばらく会ってなかったし行きたいけど…

亮｢しおやぎさんから おてがみついたっ
くぉやぎさんたら よまずにたべたっ｣

この子をどうしたらいいか…
いや、行かない…？

迷いを断ち切るように携帯が鳴った。
開くと辰哉からで、


深澤辰哉同窓会の案内来た?
A来た。行きたいけど亮平いるし、今回は欠席しようと思ってる
深澤辰哉え?連れてけばいいじゃん
A大丈夫かなぁ…
深澤辰哉俺も行くつもりだし、俺ら2人で見てれば大丈夫じゃない?
深澤辰哉亮平も暴れるなんてことはないだろ笑


まぁたしかに連れて行ってもはしゃぐなんてことは…
それに、親に預けて連れていかなかったとして
亮平のことで頭いっぱいになってそうだし。

連れて行く、と返事を返して
携帯を置くといつの間にか亮平はテレビに釘付け

自分で付けたのか…

最近、亮平は
これをやったらダメ、これはやったら褒められる、
これはこうしたらいい、とか自分なりに考えて
何も言わずにやる事も増えた。

現に、テレビも自分でつけて
好きな番組見てるし…

それがクイズ番組なのがおもしろいけど。



人が沢山いる所に行って慣れることも大事だよね…


アリかな


貴｢亮平、｣
亮｢んう？なぁに？｣
貴｢このお手紙ね、ママの沢山のお友達と
お喋りしたり、ご飯食べませんかってお手紙だったの｣
亮｢ごあん？おしゃべり？｣
貴｢うん、行きたいんだけど、亮平も一緒に行こう？｣
亮｢いく！｣

あら、返事が早い





貴｢勝手に走ったりしないってお約束できる？｣
亮｢できう！｣

ていうことで、亮平も参加決定しました。



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