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8.やっと ページ10

Aside







A「………」






転けるかと思った。


だけど腕を掴まれてて
瞬時に誰かが支えてくれて
転んではないと確信はした。


反射的につぶった目を開けたら

目の前には



朝偶然出会った彼がいた。



いつの間にか教室にはあたしと
その彼だけしかいなくて

無言の時間が続いた。

けど、そんな沈黙を破ったのは彼だった。



男の子「あの…大丈夫?」


A「へ?あ、はい!!ごめんなさい!」

男の子「よかった」

A「あ、えっと…」


だめだ、目の前にするとどもる…。

名前、聞かなきゃあぁ




男の子「…あの、俺、君探してて!」


A「へ?」

海「朝!名前聞きそびれたから。
名前、教えてくれませんか?
俺、小笠原海!君と同じで1年!」




A「…………相良A、です…」








腕を掴まれたまま自己紹介を
やっとのことでできました。






NEXT…

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設定タグ:超特急 , 小笠原海 , カイ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:しっぽ | 作成日時:2017年8月5日 13時

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