青い花 (ページ43)

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40.決断ページ43

Aside

ダンスの帰りにみんなでパフェを食べに来た。

ちゃんといただきますってみんな揃って言って

一心不乱に食べる。

佑｢うまい！！！！！｣

拓｢うるさい｣

あんだけ嫌そうな顔してた拓弥くんも
みんなと一緒のパフェを頼んだ。

海｢結局、拓弥も食べてるじゃん｣

拓｢…腹減ったの｣

稜｢ほーーーーーーーーー？(^o^)｣

拓｢……｣

晃｢あ、そーや、みんなに話があんねん｣

海｢どした？｣

晃一くんはかばんから紙1枚を取り出した。

晃｢俺らでこ出てみーひん？｣

みんなで紙を覗き込む。

稜｢スターダストプロモーション
ダンスオーディション…
9月25日、○○スタジオ
参加人数1～10人可…｣

海｢え…｣

拓｢もし受かったらどうなるの？｣

晃｢スターダストプロモーションに所属して
芸能活動するらしい｣

祐｢それって芸能人になるってこと？｣

晃｢受かったらな｣

太｢晃一はやりたいん？｣

佑｢まずは晃一の話を聞きたいなぁ｣

晃一くんは俯いて黙る。

けど、すぐ顔を上げて言った。

晃｢巻き込むことはわかってる。

けど、俺らもうずーっと好きなダンスを
趣味としてやってきて、1回くらいは
こういうことやるのもありかなって思った

何事も経験、とは言わないけど
お前らとやってみたい。｣

………

一番最初に口を開いたのは意外な人だった。

拓｢楽しそうじゃん｣

稜｢確かに出てみる価値はあるかもね｣

太｢はあぁ…今から緊張するわ…｣

佑｢受かるかな？！｣

祐｢受かるでしょー！｣

海｢ちょうど、あと1ヶ月ある…
練習するのには十分すぎる期間だな｣

みんなが賛成した。

晃一くんは泣きそうになってるのを堪えてる。

晃｢ふぐっ…ぐすっ…っあﾞー…
あと1ヶ月や！やるぞ！！｣

｢｢｢｢｢｢うえーーーーい！｣｣｣｣｣｣

A｢がんばれ！！応援してるよ！｣

晃｢あったりまえや！！
応援しなかったらしばくで！｣

A｢えぇ！？｣

佑｢よし！！残りのパフェ食べるぞ！！｣

稜｢あああぁ、急ぐな！吐くぞ！？｣

佑｢大丈夫大丈夫！！｣

これから1ヶ月、みんなが練習に
集中できるように何かしてあげなきゃな…

祐｢ゆーすけー？大丈夫ーーー？｣

佑｢うﾞーーーーー…｣

稜｢だから急ぐなって言ったじゃん…｣

海｢稜雅の忠告無視するからー笑｣

拓｢ばかだ…｣

太｢まぁまぁ笑｣

晃｢あひゃひゃひゃ！笑笑｣

佑亮くん、どんまい…笑

NEXT…