38.公開 ページ41
海side
やばい、勢いで手握っちゃってる。
どうしよう、Aちゃん絶対困ってる。
でも、あそこにいたらもっと質問攻めに合う。
「「……」」
"ヒソヒソ"
全部聞こえてまぁーす…
カレカノ…そう見えるのかな、やっぱ
あーーー、公開処刑みたいなもんだ、これ。
ごめんねAちゃん
晃一たちのとこに行くと、案の定
この手を見て驚いてた。
まぁ、いつまでも手つなぐ意味は
なかったんだけどね←
何となく、繋いでたかった。
拓弥に言われて手を離す。
めっちゃムスってしてた、あれ完全に好きじゃん
俺も、この感情が恋なのか、なんなのか。
いや、何となくわかってるんだと思う。
ただ、どうしたらいいかわからないだけ。
また今までと同じで見た目だけで選ばれてたら?
どうしてもそう考えてしまう、馬鹿らしい。
まぁ、まだ焦る必要ない、そう思い込む。
だから拓弥、何もすんなよ
なんて言ってみるけど、
俺がただ意気地無しなだけ。
自分勝手にどう願っても
拓弥には拓弥のペースがある。
いつ告白するかなんてわからないし
AちゃんがOKするかもしれないし
そうなったら、もうどうにもできないけど。
はぁ、なんなんだよ
NEXT…
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作者名:しっぽ | 作成日時:2017年8月5日 13時