青い花 (ページ32)

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29.偶然ページ32

海side

晃｢はぁー！くった！！うまかったわー！｣

晃一リクエストのラーメン屋を出て
伸びをしながら晃一が言った。

拓｢明日トレーニング変えなきゃ…｣

A｢拓弥くんってどんなトレーニングやるの？｣

Aちゃんが拓弥に質問した。

拓弥も少し驚いてる。

拓｢…まず朝5時にランニングして、そのあと…｣

A｢ふんふん…｣

Aちゃんもトレーニングするらしく
Aちゃんの質問1つで拓弥は
少し心を開いたっぽくて、2人楽しそうに話す。

なんだろ、なんか、楽しそうなのはいいんだけど…

羨ましいっつーか…やっぱわかんねぇや

祐｢アターーーーック！｣

海｢いった！！｣

佑｢元気ないぞー！すけちゃんが元気分けてあげるー！｣

そう言って2人は俺にタックルしてきた。
鬼かよ、どんだけ元気なんだこの2人。

A｢あ…あたしこっちだから…｣

晃｢おう！今日はありがとなー！｣

稜｢気をつけて帰ってね｣

拓｢…またトレーニングの話しよ｣

祐｢明日もおいでよ！｣

佑｢そーだそーだ！明日も海とおいで！！｣

太｢今日は楽しかった！ありがとう！｣

A｢うん！！｣

こんな笑顔なAちゃん初めて見た。
みんなに会わせてよかったかもしれない。

海｢じゃあ、Aちゃん送ってくから俺もここで｣

A｢へっ？｣

じゃーなとみんなに手を振って
Aちゃんの方へ振り向く

海｢じゃあ、行こっか｣

A｢えっ、悪いよ！｣

海｢いいの、家どっち方面？｣

A｢えっと…あっち｣

海｢偶然か運命かわからないけど
俺もこっち方面なんだよね
これならAちゃんを送るのに
文句ないでしょ？笑｣

そう言って意地悪してみた。

A｢運命って！笑｣

ふざけ合いながらAちゃんと帰る道。

…なんか、見覚えあると思ったら

｢｢家向かいじゃん｣｣

偶然じゃなくて、運命じゃん。

NEXT…