ep.2 初めての訓練―BATTLE― ページ4
夢主「あそこから中へ入りましょう ドアに何か仕掛けがあるかもしれないわ」
お茶「わかった！」
Aが窓にそっと近づいて中の様子を探ると、特に何もなく、トラップもないようだった
そこで、窓を一番上まで開け切り、ひらりと窓枠を飛び越えた
お茶「侵入成功…？」
夢主「ええ…でも死角が多いから気を付けて…なるべく足音も立てないように」
お茶「分かった…」
そのまま二人で壁際に沿って、階段に向かって進んでいく
だが、しばらくするとAが足を止め、お茶子に近くに寄るよう促した
お茶「Aちゃん、どうしたの？」
夢主「静かに…かすかにだけど足音が聞こえる
おそらく爆豪君のね…足音からして、相当いら立ってる
一撃目での撃破を狙ってくるはずだから、それは絶対によけるとして、
お茶子ちゃんはその時に、石を拾ってくれる？
コンクリートのかけらでも何でもいいから、自分の投げやすい大きさのもの」
Aはそこまでを一息でしゃべるが、きちんと小声で、警戒も怠っていない
お茶「どうして？ 何かに使うの？」
夢主「爆豪君との正面からの戦闘は不利よ
だから、離脱の時に使うの」
お茶「わ、分かった」
お茶子が力強く答えると、Aは一瞬柔らかく微笑むと、再び前を向いた
それから数秒もしないうちに、いきなりAが振り向き、
お茶子を抱えで大きく後方へ飛びのいた
すると、その直後にAたちのいたところの横の壁が爆発した
夢主「お茶子ちゃん、大丈夫？」
お茶「うん…ありがとう、Aちゃん」
しかしその直後、立ち上る黒煙の中から、爆豪が姿を現した
勝己「こらてめぇら…避けてんじゃねーよ」
夢主「よけなかったら確実に保健室行きよ…
避けないわけがないわ…」
勝己「はっ
中断されない程度に、ぶっ
そういって真っすぐに突っ込んだ爆豪は、
一瞬にして変化したAの纏う空気に気付いていなかった
夢主「———— “殺す”？…
“本気で”殺そうとしたこともないくせに？」
そういった彼女の眼は、完全に据わっていた
勝己「っ！？」
その気迫に、突っ込んでいた爆豪は足を止め後ろにいたお茶子も腰を抜かしてしまう
夢主「“殺す”“死ね”なんて言葉は、そんなに軽々と言っていい言葉じゃないわ
あなた、その言葉の意味、きちんと理解しているの？」
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そよ - 緑谷君がいないですよね。 (2020年8月16日 6時) (
レス) id: b161648529 (このIDを非表示/違反報告)
凜香 - わー♪頭の中がパンクしそう♪設定、特に今のE組の関係しりたい♪憧れって殺せんせーかな♪ (2020年1月14日 0時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
カンパニュラ(プロフ) - 天川さん、リクエストありがとうございます！できる限り頑張ってみます!! (2018年9月30日 15時) (レス) id: 02b0455114 (このIDを非表示/違反報告)
天川(プロフ) - 見させてました！！主人公は緑谷くんの立ち位置なんですね！そこでリクエスト？をお願いします。緑谷くんを敵の方で登場させたりはできないでしょうか…？そんな展開も面白いかな〜ということで、お願いします。 (2018年9月29日 22時) (レス) id: 14e99eec09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンパニュラ | 作成日時：2018年9月22日 16時
