ep.0-4 夢の代償 ページ39
爆発音が聞こえてきた瞬間、それまで取り乱していたエリーは正気に戻り、
慌てて校舎の方へ意識を向ける
状況を把握するために個性を発動させれば、感じる気配は全部で30人分
その内28人分は良く知った気配だが、
残りの二つの気配は、全体を覆うように殺せんせーと似たような気配に覆われていて、
その本質が感じ取れない
しかし、エリーの直感はその本質が何であるかを、
それが何を意味するかを導き出した
夢主「そんな…まさか奴らが…」
エリーの直感が導き出したのは、最悪の可能性だ
しかも、エリーの直感は悪いことばかりよく当たるため、
エリーは迷うことなく、最優先事項をヒーローたちの説得・足止めから、
Ｅ組の校舎へ急ぎ、クラスメイトと合流することに決める
ｲﾚｲｻﾞ｢おい、今の揺れははなんだ？
何が起こっている!?｣
下からイレイザーヘッドが呼びかけるが、
エリーはそれに答えずに服の裾から一本のダガーを取り出す
夢主「すみませんが、予想外の事態です
私は先を急ぎますので、皆さんはここで大人しくしていてください
しばらくすれば自衛隊の人か誰かが来るでしょう」
そう言い切るが早いか、
エリーはヒーローたちの合間を縫うようにしてダガーを投げる
エリーの投げたダガーは、ヒーローたちに掠りもせずにすり抜けると、
林の中で数本のワイヤーを切ったのち、木の幹に刺さって止まる
エリーが何をしたのかわからず、ヒーローたちが固まっていると、
どこからともなくワイヤーが現れ、ヒーローたちは個性を使う間もなく、
一纏めに縛り上げられてしまう
夢主「手荒なことをして、申し訳ありません
私は先を急ぎますので、これで…」
そういってエリーが立ち去ろうとすれば、
すかさずミッドナイトが呼び止める
ﾐｯﾄﾞ「まって頂戴!
なら、なぜ私たちを縛り上げたの!?
相手が敵なら、それは私たちの領分のはずよ!」
ミッドナイトの主張は、道理にかなったものだった
確かに敵は、ヒーローが相手をすべきものだ
しかし、それが触手持ちとなれば、話は全くの別物になる
夢主「例え、敵が相手であったとしても、
向こうが触手持ちならば、それは私たちにしか相手にできません
それに私たちのクラスでは、クラスに干渉してきたものに対しては、
最大級の手入れを施して差し上げるのも、ある種の恒例行事です
たとえプロヒーローの方であっても、その例外ではありません」
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カンパニュラ(プロフ) - 愛菜さん» 愛菜さん、返信が遅くなりごめんなさい。緑谷君は敵(ヴィラン)側で出そうと奮闘中です。今書いてるシーンが原作とは異なる流れなので苦戦していますが、二・三回の更新中には出せると思います。 (2019年2月26日 0時) (
レス) id: a7a0e009cc (このIDを非表示/違反報告)
愛菜 - この、物語？は緑谷出てこないんですか？ (2019年2月24日 14時) (レス) id: 2b5accb5fe (このIDを非表示/違反報告)
カンパニュラ(プロフ) - meimeik0909さん» ご指摘ありがとうございます。自分でも一通り確認したつもりだったのですが、これからはもっとよく確認するようにします！これからもよろしくお願いします!! (2018年10月6日 0時) (レス) id: 02b0455114 (このIDを非表示/違反報告)
meimeik0909(プロフ) - 爆豪くんの表示が爆轟になってますよ (2018年10月5日 14時) (レス) id: 0a354ce5e4 (このIDを非表示/違反報告)
化け猫 - キャラクターの会話しているときの表示は夢主よりキャラクターの名前とかがよいと思います あくまで私個人の意見なので…更新頑張ってください (2018年8月15日 19時) (レス) id: d3ed948d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンパニュラ | 作成日時：2018年6月4日 23時
