ep.19 準決勝！ vs.轟焦凍 ページ6
轟 「(当たらねぇ…)」
試合開始から既に数分が経過し、フィールド全体が轟による氷壁に包まれ、
轟自身の体も、ところどころ霜のようなものがついている。
轟 「(逃げた先を予測して凍らせても、
途中で逃げるルート変えたり、飛び上がったりして避けられちまう…
状況的に持久戦に持ち込まれたとみて間違いねぇ。
早く何とかしねぇと、先にこっちが動けなくなっちまう…)」
夢主「(思ってたよりも、かなりタフ…
左を使わないのは
彼が左を使わざるを得ない状況に追い込めば、
嫌々でも使うかと思ってたんだけど、
体に霜が降り始めてからだいぶ粘ってる。
轟君のいる中心部から2.5m以上高い場所の空気は、
“個性”を使ってある程度冷気を散らしたり、蓄積してはいるけれど、
これ以上気温を下げるは熱膨張のことを考えれば危険性が高い…)
こっちから仕掛けてみるしかないかな…っ！」
思考をやめ、誰にも聞かれることのない声量で結論を口に出したエミリアだが、
その直後、いつの間にか繰り出された氷壁が迫っていることに気がつく。
エミリアは慌てて別の壁に飛び移ることで氷壁を回避し、
今度はそのまま氷壁の内部に向けて穴をあけてそこに滑り込むようにして身を隠す。
そして、蓄積した熱を使って穴を掘り進めながら、
氷の滑り台を滑るようにして目的の場所に向かいつつ、
自分が思っていた以上に深く思考していたことに気がづく。
夢主「(注意力が散漫になり始めた…
思った以上に“個性”の演算に気力をそがれているのか、
純粋に疲れが出始めてるのか…いずれにしても、決着を急がないと。)」
そして、目的地の氷壁の底…
フィールド内のちょうど轟の背後に当たる場所にたどり着くと、
新しく“個性”を発動させる
夢主「(“
エミリアは2つの“個性”を同時に発動させ、
氷内部の不純物や光の屈折・反射などを操り、強引に複数の位置へ自分の姿を映して、
正面の氷は不純物の割合を高めることで脆く、溶けやいようにしておく。
氷の内部では外の音をうまく聞き取れないため、
氷を通して見える轟の様子から機会を探る。
夢主「(奇襲のチャンスは一度、轟君の注意が前方上部へ集中したとき…！)」
続く (更新停止中)
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カンパニュラ(プロフ) - 龍さん、コメントありがとうございます。オチについてですが、今のところオチは決めていません。何せ私自身の押しが多いので・・・ ただ、今後の展開的は文化祭辺りまで考えてあるので、楽しみにしていただけたらと思います。 (2020年9月2日 22時) (
レス) id: 32175c9950 (このIDを非表示/違反報告)
龍 - はじめまして、龍です。はじめて読みましたがとても気に入ってます！これからもゆっくりと頑張って下さい！あと、これってオチって誰ですか？私は一番推してる天喰さんが嬉しいのですが、そこら辺はどうですか？ (2020年8月31日 17時) (レス) id: 8c48355218 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンパニュラ | 作成日時：2020年7月7日 15時
