ぼくっ、りょへ！さんっ！

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佐｢おっつー！｣
深｢おぉ、今日は休み？にしちゃあ早ぇな｣


平日の11時過ぎ、珍しく佐久間さん1人！
今日は休みなんだぁ

佐｢嫁救出前に寄ろうと思って！｣
深｢目星つけてんの？｣
佐｢今はねー、あの子とー、｣

頭の中で嫁を想像してると
自然と口角が上がっちゃう

指折り数えて3人、今日はこんなもんか！


佐｢あ、ココア！と、たまごサンド！｣
深｢このタイミングで言うか？笑｣
佐｢にひっ、忘れちゃう笑｣

ケタケタ笑ってカウンターに座る
俺のメニューを作るために手を動かし始めたふっか


佐｢Aと亮平元気？｣
深｢元気だよ、いつもと変わんない、
って言いたいとこだけど｣
佐｢なに？A怒らせたの？｣
深｢ちげぇよ、そっちは順調だわ笑｣
佐｢なぁんだ、じゃあどうしたってのさ｣
深｢亮平、今熱あんの｣
佐｢え？A今日仕事あるんじゃないの？｣
深｢朝イチで病院行ってきて
Aはその後仕事行って、亮平は今裏で寝てる｣

あ、そういうこと、納得。


佐｢寝てはくれてるんだ？｣
深｢んー、めめ見てくれてるし
今のところグズってはなさそうだけど…｣

心配そうに裏の入口を見るふっかの顔は
ほんとに父親の顔で。
よかったなぁって。

本人には言わないけどね、調子乗っちゃうから笑


佐｢会いたいけどなぁ、さすがにまずいよね？｣
深｢…あー、店員以外がってこと？
んー、今お客さんいないし、長居しなきゃいいよ｣
佐｢まじ？じゃあ、少しだけ｣
深｢おう、たまごサンドできたら呼ぶわ｣

カウンターの横をすり抜けて
裏に続くドアをゆっくり開ける


佐｢亮平ー？めめー？佐久間だよー｣
目｢あ、佐久間くん、こんにちは｣
佐｢おっつー、亮平熱なんだって？｣
目｢そうらしいです、今お客さんいないから
俺の代わりに見ててくれって頼まれて｣

めめの横で寝苦しそうにしてる亮平
あちゃー、結構重症っぽいじゃん

佐｢冷えピタ交換してやって｣
目｢はい｣


めめが冷えピタを貼ると
いつもの大きな目がゆっくりと半分開いた



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