私の終着点 (ページ3)

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送迎中　〜2号車〜ページ3

ダンス練習もミーティングも終えて

それぞれを送迎していく

そこで毎回行われるのが

all「「「最初はグーー！！！！！！！

ジャンーケーーーーン......」」」

誰がどっちの車に乗るか

９人もメンバーがいると2台に分かれて送迎になる

そうなると平等に毎回ジャンケンで乗るメンバーが変わるのです。

シューヤ「やったー！！！Aの車ーーー！！！」

ユーキ「最悪だ、、、、なんで毎回っっっ」

タカシ「このジャンケン全然勝たれへん、、、」

A「はい、さっさといきますよ〜」

私の車には

カイさん、リョウガさん、タクヤさん、シューヤさん、ハルが乗ることに

カイ「はい、助手席ゲット〜」

ニコニコのカイさんが隣に座っていた

ハル「ずるい！！！カイくん譲ってください！！！！」

カイ「早いもん勝ちだよーん」

リョウガ「醜いっっ！醜い人間どもの欲で埋め尽くされてるぅぅ」

シューヤ「タクヤくん、しれっと運転してるAが見える助手席後ろいつも乗るよね笑笑」

タクヤ「いいの、俺の定位置なのっ！！！」

この席順も毎回一悶着あるのには疑問を抱く

なぜなら大抵みんな寝るから

１０分後

A「やっぱり皆さん寝ましたね笑」

カイ「疲れてるからね〜」

案の定他のメンバーはぐっすり夢の中で

助手席に座ったカイさんだけが起きていた

A「眠かったら遠慮なく寝ていいですからね

　ちゃんと安全運転で送り届けます」

カイ「ううん、Aと話せる機会もメンバーが多いとそうそう無いから

　俺にとって貴重な時間だよ」

窓の外を見ているカイさん

一瞬反射して見える顔は優しい笑顔だった

A「お腹すいてません？？？」

カイ「え、なんでわかったの」

A「なんとなくです。

マックのマックシェイク飲みません？」

カイ「うわぁ、最高。

　 L飲んでいい？？笑」

A「皆さんには内緒ですよ」

いつも大人びたカイさんが少年のように笑うのを見て私も一緒に笑った夜

ps

結局ドライブスルー中にみんな起きたことで

車内にはズズズッという音が響きわたった