僕の初恋 (中務裕太) (ページ6)

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そんな僕の誓いをぶっ壊したのは他でもない
Aやった。

A「裕太、最近無理してるよ。
そんなん無理に笑ってる裕太なんて全然裕太らしくないで！」

なんやねん...

なんやねん、人の気も知らんで

裕「お前になn『我慢したらあかんよ！』

え？

なんや..なんでAが泣いてるんや？

A「ッ...ゆうた、我慢したらあかん！！」

必死に涙を堪えて、真っ赤な顔でA
は続ける。

「おっちゃんが亡くなったのに、裕太、一回も泣いてないやろ？

ずっと引っ付けたみたいな笑顔して、

おばちゃんや皆に心配かけんようと平気な顔してる。。

でも、そんなん、ほんまの裕太やないやろ？

私には分かるんや。

ずっと一緒にいたから。

そんなん、裕太らしくない。

おっちゃんやって、そんな裕太を望んでなんかない。

辛いときには泣けばいい。

辛いって叫べばいい。

胸の中にしまいんだりしたらあかん」

A...

裕「せやけど、男は強くおらなあかんて、
やから..やから僕は...お母さんを守るって約束したんや。」

Aの言葉に涙が今まで堪えてた涙が出そうになるのを必死に耐える...

A「強い男は泣いたらあかんの？」

Aは続ける

A「強い男は泣いたらあかんの？

辛いこと、悲しいこと、心の痛みをしまいこんで見せないようにすることが強い男なんか？

違うと思う。

辛いときは、辛いって、

悲しいときには、悲しいって、

泣いたらいい。

泣いて、泣いて、辛いって。

会いたいって天国のおっちゃんに伝えよ？

何も我慢せんでええ。

私は何があっても裕太の味方やから。

私、今まで裕太の前でどんだけ泣いてきたと思ってるん？うちばっかり泣き虫で癪やわ。」

そう言うと、Aは目にいっぱい涙を溜めたままいたずらっ子のように微笑んだ。