story 25 ページ45
貴「皆...どうしたの?」
清「どういうことか説明しろぉ!」
有馬の苦虫を噛み潰したような顔を見て私はすぐにピンと来た。
貴「何の...こと?」
天「とぼけんじゃねぇぞ?んん?俺らは全部知ってんだからなぁ」
新「僕たちも黙ってはいられないよ」
勘「まずいっスね」
す「うちらに隠し事をしてはったんやろ?」
貴「だから...何のこと?」
わざととぼけた返事を返す。だが有馬は諦めろとでも言うように
有「昨日のAの行動を監視させてもらったよ」
貴「・・・」
美「婆娑羅と仲良くするなんてマジありえねぇマジ不可能」
清「あれは黙っていられるもんじゃねぇなぁ」
貴「全部...見たの...?」
有「もちろんだよ。Aがあの婆娑羅に討伐部隊の話をしたことも、ね」
貴「・・・」
憲「黙ってねぇで何か答えろよ!」
皆私を見てる。あぁ、まただ。またあんな目をしてる。でもこれで逃げ出してはだめ。珠洲を守らないといけないんだから!
貴「どうして...仲良くしちゃだめなの...」
有「決まってるだろう?婆娑羅は祓うべきものなんだよ?」
貴「そんなことぐらい...知ってるよ...」
清「じゃぁお遊びは終わりだぁ」
貴「お遊び...?」
有「ねぇA。分かってよ。君だって嫌な思いはしたくないでしょ?」
貴「もうしてるよ...嫌な思い...」
皆「え?」
貴「あんなに周りから苦しめられてそれを救ってくれたのはあの子なの!珠洲なの!たった1人しかいなかったかけがえのない私の友達を、いいえ、家族をそんな簡単に祓えるわけないじゃん!!有馬なら分かってくれてるって思ってたのに!」
有「A......」
皆がそれでも悪く言うのなら...
貴「私には居場所がないんだね...」
皆にそっと微笑みを向ける。今の私はちゃんと笑えたのかな。寂しげになってなかったかな。皆の目はどんどん見開かれていく。
貴「昔と同じ...ごめんね有馬。私はもう...ここにはいられない」
有「ちょっとどこ行く気!?」
貴「私を...受け入れてくれる人の所へ...」
美「待てよ!まだ話は終わってねぇだろ!」
天「逃げる気か?んん?」
そうだね。私はまた逃げるよ。でも珠洲なら私を受け入れてくれるはずだよ。くるりと振り向きお辞儀をする。
貴「今までお世話になりました。こんな子で...ごめんなさい。有馬...育ててくれてありがとう」
皆「!!!!」
そしてダッとホールから出る。
貴「この後...どうしようかな...」
珠洲に会いに禍野へ?
取り敢えず街に出るか...
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shihi - ポワルンさん» ありがとうございますぅぅぅ!!!更新頑張ります_φ(・_・ (2017年4月9日 17時) (レス) id: 3a11f45539 (このIDを非表示/違反報告)
ポワルン - 続きがとても楽しみです!! (2017年4月9日 17時) (レス) id: 27d076c027 (このIDを非表示/違反報告)
shihi - 優(小5)さん» さて、どんな展開でしょうかっ笑笑 (2017年4月9日 13時) (レス) id: 3a11f45539 (このIDを非表示/違反報告)
優(小5)(プロフ) - これもう展開読めたわ…… (2017年4月9日 13時) (レス) id: beeccf3440 (このIDを非表示/違反報告)
shihi - 由良さん» リクにしてやろーかね笑笑 (2017年4月9日 9時) (レス) id: 3a11f45539 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shihi | 作成日時:2017年3月30日 16時