恋なんて知らなかった (ページ25)

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story 14 ページ25

貴「じゃあかかんで？」
士「こ、こうか？」

士門が私と目線を合わせてくれる。私は士門の額に自分の額をくっつける。

士「っ！？////////」
貴「あっ！？動かないで！」

動かないように両手で士門の頬を包み込む。

貴「士門の恋が叶いますように...」
士「/////」

更に頬もくっつける。最後にちゅっと士門の頬に軽くキスをした。

士「////////」
貴「好きな人にやってもらえれば最高なんだけどね...って士門！？」

士門の顔はゆでだこのようだった。そして何を思ったのかいきなり抱きしめてきた。

貴「し、士門...？」
士「さっきのお願い...これでいいか？」
貴「いいよ？士門がそれでいいなら...」

私も士門の背中に腕を回す。しばらくそうして士門がゆっくりと離した。

貴「もう、大丈夫...？」
士「...ちゅっ」

士門が私の額と頬にキスをしてきた。多分私の顔は赤くなってるんだろうな...

貴「士門...」
士「ま、満足だ」
貴「そ、そっか////」
士「俺は部屋に戻る。隣だから何かあればすぐ呼んでくれ」
貴「ありがとう！またね！」
士「じゃあな」

士門は部屋を出て行った。何だか幸せな時間だったな。1人そんなことを考えていた私はこれら一連の会話が聞かれているなんて少しも思っていなかった。

～士門side～
ドキドキした。Aの表情、仕草、温もりやシャンプーの匂い。全てが俺の理性を乱していった。抱きしめてキスすることで何とか抑えたが次は抑えられそうにない。部屋を出ると壁に寄りかかる天馬がいた。

天「随分な会話だったなぁ。んん？」
士「お前には関係ない」
天「聞いてて面白かったぜ？それはもう腹がよじれるくらいにな」
士「そうか」
天「だが...」

壁から離れこちらに歩いてきた。目の前に来て俺を見上げてくる。そのオッドアイには自信で満ち溢れていた。

士「なんだ？」
天「俺は譲るつもりはねぇぞ？んん？」
士「こちらもそのつもりだ」
天「これで互いの気持ちは伝えあったなぁ。お前は恋愛という分野で俺に勝てるのか？んん？」
士「実力では及ばないかも知れないが俺は負けるつもりはない」
天「そうかぁ。これからが楽しみだなぁ！」

そう言って天馬は去っていった。俺も負けるわけにはいかない。

天馬と士門は気持ちをハッキリさせたよ☆
↑誰だよお前w
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これで前回消えたデータの復元は完了しました！！お騒がせしましたm(._.)m