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裕翔「あ、いや、その、、怪我とかされてないかなと思って…すみません急に腕掴んじゃって」





気まずくて彼から目をそらすとふふっと小さな笑い声がした








???「わざわざありがとうございます。ちょっと足捻っただけなので大丈夫ですよ?」







裕翔「え、捻った!?ちょ、全然大丈夫じゃないじゃないですか!」





裕翔「足見せて貰えますか?」








彼の腕を離して問いかけると、了承したのか地面に座り込んで右足首をさらけ出してくれた






裕翔「結構腫れちゃってるじゃないですか、、」





彼の足首は日が沈んでしまった明るさでも分かるほど腫れ上がっていた






裕翔「俺送りますよ?」







???「え!?でも帰る途中だったんじゃ…」








裕翔「急ぎではないので大丈夫ですよ?それにこんな足じゃまともに歩けないでしょ?」





なるべく優しく言ったつもりだったが少し言い方が強かったのか、



もしくは正論でぐうの音も出なかったのか彼は静かにこくりと頷いた



.

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作者名:しぐれ | 作成日時:2021年3月14日 19時

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