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ご飯が届くまでの間山田くんの話し相手になっていた



涼介「中島くん家帰らなくていいの?」






裕翔「俺ここから家結構近いんだ。だからご飯が来るまでここにいるよ」






涼介「ほんと?ありがとう〜ねぇねぇ中島くん。中島くんのこと裕翔って呼んでもいいかな?」





裕翔「ん?もちろんいいよ。じゃあ俺は、、ヤマって呼んでもいい?」





涼介「ヤマ?山田のヤマ?ふふっ面白いねそれ。いいよ!よろしくね、裕翔」




花が咲いたように笑うヤマにつられて俺も笑う






それからご飯が届くまで間たくさんの話をした




俺のこと、ヤマのこと




たくさんの話をしたけれどヤマの病気については何も聞かなかった



なんとなく、聞いてはいけない。というか暗い話になるのが嫌だったのかもしれない




特に詮索の必要が無いと思っていた






裕翔「ん、そろそろ帰ろうかな」



日が沈みかなり外は暗くなっていた






涼介「……そうだね。」




残念そうにヤマが呟いたのを俺は聞き逃さなかった





裕翔「また今度来るから。ね?機嫌直してよ」





涼介「別に拗ねてなんかいないもん!……絶対だよ?」



あ、その上目遣い反則。可愛すぎる






裕翔「もちろんだよ」




今度はいつ行こうかな



何を話そうかな





気づいたらこんなにもヤマに会うのが楽しみなっていた



自分でも驚くくらいに





彼の存在がいつの間にか自分の中を大きく占めていた


.

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作者名:しぐれ | 作成日時:2021年3月14日 19時

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