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看護師に山田を任せてリハビリ室の扉を閉める





大貴「で?俺に用事でもあんでしょ伊野ちゃん」




慧「察しがいいね」








普段ほのぼのしてる俺だけど仕事する時はちゃんとするからね






慧「立ち座りまでは言ったって聞いたから。進捗大ちゃんから聞きたくて」





大貴「まぁちゃんとやってるよ山田は。順調だし。でも…」






慧「歩行訓練?」





大貴「そう。次から歩行訓練なんだ」





慧「歩行訓練ねぇ」









歩行はADL(日常生活動作)の中でも特に必要なこと





長らく自分の足で歩いてこなかった山田にとっては大変なこと






大貴「もちろん理学療法士として精一杯支えるけど歩けるようになるかは山田次第だから…」





慧「そうねぇ前にも言ったけど山田は頑固だし多分できないと拗ねちゃうかも」





大貴「そこは覚悟してるけどね」



大ちゃんが曇りのない笑顔を見せる







慧「まぁそのへんはこっちの仕事だから心配しないで」



大ちゃんとの話を終えて山田の病室へと足を進める







正直俺や光だけで山田を完全にはサポートできないと思ってる





だから…


頼るか。山田の友達にね









Prrrr…




「はい。」





慧「あ、中島くん?今大丈夫?」





裕翔「大丈夫ですよ」






慧「良かった。ちょっと相談したいんだけど…」









それから電話を通して中島くんに説明をして了承を得られた





知念や圭人にも話してくれるらしい








これでメンタル面は大丈夫そうかな






医者である俺がなにか言っても山田には響かないことが多々あるから同い年達にお願いするしかない






これだけ手を尽くしても結局は山田の頑張りが一番だ








慧「頑張れよ。山田」






.

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設定タグ:病系 , Hey!Say!JUMP , ゆとやま
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しゅーた(プロフ) - 前作から拝読させていただいています! いつも一生懸命頑張る山田くんをついつい心の中の裕翔くん目線で応援しちゃいます…! これからも楽しみに待ってます!! (2021年5月17日 9時) (レス) id: 64eba0c041 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しぐれ | 作成日時:2021年5月12日 18時

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